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ホーム > こども全般 > こども特集No.2 『共に生きる〜新曽小学校総合学習』

平成19年10月19日(金)、子どもたちに「共に生きる」と題して、障害者を理解してもらう授業を行いたい、との呼びかけで、戸田市内から3人の視覚障害者さんと3人のガイドヘルパーさん、そして2匹の盲導犬が、新曽小学校に伺いました。今回は児童の質問に対して障害者が答えるという形で進行されることになりました。  

◇   ◇   ◇

会場の2階・視聴覚室へ、4年生のAさんとB君がガイドヘルプ役を務めてくれました。愛犬ドギーとAさんB君に守られて、これなら障害者のUさんも安心です。


視聴覚室には既に4年生3クラスの百数十人もの生徒さんたちが待っていました。

まずは3人の視覚障害者の自己紹介から。


Mさんは40歳頃、病気で目が見えなくなり所沢の施設へ通い、マッサージ師の資格を取りました。2人のお子さんを育て今に至った事、その間の苦しさなどは生徒さんの前では出さないのが、Mさんの生き方なのでしょうか。


同じく視覚障害者のUさんは、お仕事で盲導犬ドギーと東京へ通っています。バスや電車にも盲導犬ドギーと一緒に乗せてもらえ、通勤の混雑した電車に乗ることもあって、乗りやすくなって乗ろうとすると、ドアーが閉まって置いていかれちゃうこともあるんです。


Mさんは日頃使っている道具等を、どう生活に役立てているのか説明したり、実験したり、日常の何の気なしに使っているものにも、目の不自由な人にも分かるようなしるしがついていて、便利に使えるようになっている事などを説明してくれました。


子どもたちみんなの顔が障害者の方々に向き、興味津々。

自然と子どもたちの目が真剣にMさんの手元へ、聞いた事は漏らさず書き込んでおこうとするが、一枚の紙には書ききれなくなって感想を書くはずの裏側にまで書き込む子も。



休憩時間もトイレに行ったのは数人で、子どもたちは一斉に障害者や盲導犬、障害者の使っている機器の周りに殺到。

障害者に直に質問する子、犬をなでる子、機器に触ってみる子など、彼らの興味深さ、関心の強さを感じられました。


盲導犬のドギーちゃん、ポルカちゃんの2頭は、子どもたちに非常に興味をもってもらったようです。あれほど大勢の子どもたちに囲まれたのに、2頭の盲導犬は吼えもせず、尾をふっていました。ワンちゃん達も嬉しかったのでしょうか?


最後に視覚障害者Iさんが用意してくれた栞のプレゼントが子供たち一人一人に手渡されました。それには本をいっぱい読んで欲しい、また、本にはさんだこの栞を見た時に私たちのことを思い出してくれたら嬉しい、そんな思いがこめられた贈り物だったようです。


みんなが教室に戻ったのに、まだあきらめきれずドギーの背中をなぜている子や、Uさんに質問している子もいました。

障害者も健常者も共に助け合いながら生きていくために、自分たちには何ができるんだろう・・・。この日の学習を通して、そんな風に子どもたちが考えるきっかけになるような、かけがえのない一日だったのではないのでしょうか?


【市民記者: 清水耕造】
 
情報掲載日:2007/11/06
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