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ホーム > 防犯・防災全般 > 防犯防災特集No.3 『喜沢小学校防災キャンプ』

 平成19年9月29日(土)から30日(日)の朝に掛けて、喜沢地区の災害時避難施設となる喜沢小学校の校庭と体育館で防災キャンプが行われました。
 29日午前中は喜沢1・2丁目の町会と自主防災会で県から借りた起震車の体験が行われました。

 あいにくの雨で参加者は少な目でしたが、白塗りの真新しい起震車“宝くじ号”荷台部分にテーブルと4人分のイスを配置し、壁の部分に地震の揺れで部屋の様子が写し出され、その横に現在の揺れの大きさが赤い数字で表示される仕組みになっています。操作は戸田市消防本部予防課の職員の方が行ってくれました。

 過去に起こった地震を模して、震度7、新潟中越地震、震度6強十勝沖地震、震度6弱宮城県沖地震といった具合に揺れの大きさを変えて体験できます。揺れが始まると壁のモニター画面に部屋の電灯の揺れ、家具の転倒、テレビの飛び出す情景が映し出されるようになっていました。実際体験してみると、震度7になると、テーブルにしがみつくのが精一杯。火を消す、ドアを開けに行く、自分の足で立つ事すらできませんでした。今回の箱根の地震ではないが、お年寄りが転んで肩を脱臼した、と報じられていましたが、揺れが収まるまではどうしようもないですね。

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 午後5時になると、おやじの会の主催で、体育館で子供とお父さんのお泊り体験。

 その前に、校庭に長〜い四角いテント“煙体験ハウス”と書かれています。中は煙が一杯、ハンカチやタオルを鼻や口に当てて身をかがめて通り抜けます。

 途中にはイスなどの障害物もあり結構大変。出て来て咳き込む人もいました。校長先生も大きな身体を丸めて煙の中を通り抜け「わ〜、大変!」と第一声。

 その後、校舎の北側にある非常時用井戸に案内していただきました。

 この井戸は1分間に200リットルの水をくみ上げる事ができるそうです。頼もしい水源ですね。

 井戸の見学の後は体育館へ集合。お父さんの一部の人は、煙体験ハウスの撤収をしてから体育館へ。



 みんなが集まると車座になって自己紹介。
「何年何組の○○です、趣味は何々で何の教科が好きです。」と、みんなはっきり言えました。

 今日は特別障害者の参加がありました。

 視覚障害のMさんは全盲で全然見えません。聴覚障害のTさんは中国生まれで80歳、耳が全然聞こえません。少しばかりの手話と、文字が読めます。

 今日はこの二人の障害者にどんなお手伝いができるか、子供さんたちの課題の一つになりそうです。


 今日はテレビも本もなし、ゲームも禁止。夕飯の時間は子供たちの希望で午後7時半からと決まりました。

 それでは夕飯前まで防災ダックで、とっさの時の身の守り方の学習です。今回は出された絵によって場所取りです。

 お父さんの一人が高々と絵を見せました。誰と誰が動くかな?くたくたになるまで動きましょう。




 さぁご飯ですよ!
「美味しい炊き込みご飯ができましたよ。」
 アルファ米の若布ご飯が出来ました。

 皆で食べるご飯は美味しいですね。

 これからは耳の聞こえないTさんとメモ書きでお話。参加した子供さんたちがみんな質問や激励の言葉を書いて渡すとTさんが返事を書いて子供たちに返す。子供さんたちは手話が出来なくても、気持ちを書いて渡せば通じることを知りました。Tさん今日は有名人ではないがサイン会の主役。20人近い子どもさんからのメッセージを嬉しそうにポケットに入れていました。

 80歳になる耳の聞こえない老人が市内に一人で住んでいます。こんなに多くの子供さんと紙に書いた文章でお話が出来た。Tさん本当に嬉しそうでした。





 今度はお父さんによる手品(マジック)です。

 子供さんたちの目が手元に集中しています。


 防災グッズも色々あるんですね。

 この薄いアルミのシートに包まっていると少しくらいの寒さには耐えられるんですって。ラジオや懐中電灯、ラップ、薬、包帯、水、いわしの缶詰、色々な物が出てきます。

 皆さんも非常持ち出し袋を用意していますか?3日分の食料、水の用意は忘れないでね。




 皆さんよく眠れましたか?

 いびきのすごいお父さんもいましたね。






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 一夜だけのお泊り体験でしたが、色々な事を学びましたね。おねしょをする子もいなかった。自己紹介も立派に出来た。障害者の人とも仲間になれた。もし、町でTさんに会ったら、手を振ってあげてね。Mさんのように白い杖をついた人が居たら、自分の名前を言って声を掛けてやってください。

 おやじの会のお父様方、準備をしたり、寝ずの番をしてくれたり、お世話になりました。今後も地域のため、子供たちのため、気の合った仲間で色々な事に挑戦していって下さい。どうも有り難うございました。


【文責: 清水 耕造(福祉で防災ネットワーク】
 
情報掲載日:2007/10/06
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