戸田市ボランティア・市民活動支援センターホームページ

ホーム > 文化・趣味・レクレーション全般 > 文化趣味特集No.18 『戸田市内の神社をめぐる案内 掲載4回目(後半)』(H29.08.27)

 市内の神社案内シリーズ掲載3回目「史ある記マップ」の「笹目・早瀬コース」を大宮バイパスから(東側(前半))に引き続き、今回(4回目)は西側(後半)をご案内します。

 大宮バイパスを横切って慈眼寺に行きます。
 慈眼寺は東光山と号する真言宗のお寺で、薬師如来を本尊にします。

≪慈眼寺≫ 

 参道左側の大日如来塔は、明和3年(1766)に八日講という講の下笹目、早瀬、惣右衛門、浦和辻などの人たちが湯殿山講行の指導で立てたものです。

 当時の強力な山岳宗教の講があったことを示しています。また、笠付型庚申塔は17人の女性の名が彫ってあり、女人講(女性だけの講)で立てたものです。

 市内には女人講が作った搭などがいくつもあることからも、女性がしっかりした力を持っていたと思われます。 

≪梅の木稲荷≫

 次は、「梅木稲荷」を目指します。
 さくら川左岸、野竹橋と梅の木橋の間に大正5年と彫られた大鳥居が民家の屋根を跨いでいます。
 
 大畑五郎衛門宅前の路上にみかんが降ったり、庚申塔のお供え物が無くなったりしました。

 6歳になる娘が神がかりめいた言動をするとの噂が流れ、大正2年2月に新聞記事にもなって、全国的に知られるようになりました。

 参詣人が蕨駅から人力車や13人乗りの鉄道馬車(テト馬車)で1日に300から400人もやってきたので、牛車や大八車を乗り合いの車に仕立てて稼ぐ人も出ました。

 休憩所、料理屋、飲み屋などなどが出来、最盛期には露店が200軒も出たそうです。しかし、大正5年ころから衰退が始まり、関東大震災(大正12年)で神殿が壊れました。

 今は大鳥居の側に庚申塔や石像がありますが、民家の敷地内です。迷惑を掛けないよう気を付けましょう。

≪平等寺≫

 つぎは、平等寺です。
 平等寺は「普門山蓮華院」と号する真言宗のお寺です。

 市指定文化財の「庚申待供養の板碑(明応3年1794」および石幢(貞享元年1684)近隣の八か村の名があり、広域の信仰があったことを示す)があります。

 このほか、馬頭観音、庚申塔(享保3年1718に下笹目講中の45人が建立)、読誦塔(元禄6年1693、光明真言=オン アボキヤ ペイロシャノウ マカボダラマニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤウン=を何万遍も唱えたことの碑で、真言は数える回数が多いほどご利益があると考えられた)などがあります。

 お寺が村人を結び付ける役割を担っていたことが良く分かります。
 
≪笹目神社≫

 笹目神社に行きます。笹目神社はかつて「聖社」「聖様」と呼ばれていました。

 祭神は大巳貴命の神(おおなむちのみこと=大国主)で、稲荷社、白山社、愛宕社などの末社を持ち、鐘楼があったとされます。

 明治40年に周辺のホラ(集落のこと)の小祠を合祀して、笹目神社と改称しました。
 市指定文化財の神馬(像)があり、境内の石造物としては正徳4年の石鳥居、寛政9年の石灯籠、天保5年の手洗い石と狛犬、安政6年の幟立石などがあります。

≪宝蔵院≫

最後は、宝蔵院です。
大宮バイパスを下笹目交差点で渡り、中央通りを歩くと屋根が見えます。

「平等寺の庵だったのが寺となった。明治5年に廃寺となったが、その後も阿弥陀堂として存続してきた。」と説明されています。

寛保元年(1741年、吉宗の終わりころ)の「六十六部廻国供養搭」、天保5年(1832)「弘法大師供養塔」や地蔵菩薩像などがあります。
 墓地の際立って大きい墓石は日露戦争や昭和の戦争に従軍し、戦死された人のものでした。墓石の大きさが大切な人を失った悲しさや悔しさを表しているように感じます。

 市内の神社案内シリーズ、「史ある記マップ」の「笹目・早瀬コース」を、大宮バイパスから東側(前半)と西側(後半)に分けてご案内致しましたが、涼しくなりましたら是非出かけてみませんか。

===================================
【文責:≪戸田歴史ガイドの会≫ 山中 勇夫】
 ★団体ページは下記URLをご覧ください。
  http://genki365.net/gnkt01/mypage/index.php?gid=G0000122

 ★文化趣味特集No.17 『戸田市内の神社をめぐる案内 掲載3回目(前半)』
   〜大宮バイパスから東側(前半)〜(H29.07.26)
  https://genki365.net/gnkt01/pub/sheet.php?id=136730

 ★掲載1回目・2回目は下記URLをご覧ください。
  ☆文化趣味特集No.15 『戸田市内の神社をめぐる案内』 掲載1回目
  https://genki365.net/gnkt01/pub/sheet.php?id=116660
  ☆文化趣味特集No.16 『戸田市内の神社をめぐる案内』 掲載2回目
  https://genki365.net/gnkt01/sec_society/s_sheet.php?id=117860&ver=19

======================================
  掲載:TOMATOホームページ事務局(編集S.Y/校正M.Y)(2017/08/28)


 
 
情報掲載日:2017/08/28
前の画面へ戻る