福井県の郷土料理です。
うち豆とは、大豆を水に浸して柔らかくし、戻したものを石臼の上にのせて、木づちでつぶし、再び乾燥させて作られた豆です。そうすることで、通常の大豆よりも早く熱が入り、味がしみこみます。雪国福井では、昔から保存食として食べられている大切なたんぱく源です。
うち豆汁は、うち豆を里芋や大根、にんじん、ごぼうなどが入った汁物に加えて作りました。大豆が苦手なお子さんも、野菜や里芋、油揚げと一緒においしく食べることができる汁物料理です。(平成24年9月 市内公立小学校給食献立)
材料
(4人分)小学生1人分の4人分量です。ご家庭で量を加減してお作りください。
うち豆 …20g
油揚げ …20g
大根・根 …80g
里芋 …80g
にんじん …40g
長ねぎ …20g
植物油 …4g(小さじ1)
味噌・赤 …20g(大さじ1強)
味噌・白 …20g(大さじ1強)
かつお節(だし汁) …12g
水 …520ml
※うち豆がない場合
大豆を水に浸して柔らかくし、戻して使うと呉汁のようになります。大豆のつぶし加減はお好みでどうぞ!
作り方
1 油揚げを短冊切り、熱湯をかけて油抜きをする。
大根、にんじんはいちょう切りにする。
里芋は皮をむいていちょう切りにする。
ごぼうはささがきにする。長ねぎは小口切りにする。
2 鍋に水を入れ、火にかけ、沸騰したらかつお節を入れて煮立てないようにし、しばらくしたら火を止め、だし汁をとる。
3 鍋に植物油を入れて熱し、ごぼうをよく炒める。
4 だし汁を入れ、大根、にんじんを入れて煮る。
5 やわらかくなったら、油揚げ、うち豆、里芋も加えてやわらかくなるまで煮る。
6 味噌を溶き入れ、味を調える。
7 最後に長ねぎを加え、出来上がり。