埼玉県本庄市の郷土料理の「つみっこ」です。埼玉県は昔から小麦の栽培が盛んです。「つみっこ」は、地元で採れた小麦粉と野菜をたっぷり使った、いわゆる「すいとん」。養蚕・機織りが盛んだった本庄市で、仕事の合間に食べられた「繭の町 本庄」の伝統を受け継ぐ庶民の味です。
「つみっこ」とは、「つみとる」を言い表した本庄地方の方言です。小麦粉を練ったものを手で「つみとる」ようにちぎって鍋に入れたことから、桑の葉を「摘み取る」様子になぞられて「つみっこ」と呼ばれるようになったそうです。(平成23年11月 市内公立中学校給食献立)
材料
(4人分)中学生1人分の4人分量です。ご家庭で量を加減してお作りください。
鶏もも肉・皮なし …40g
にんじん …40g
れんこん …40g
板こんにゃく …40g
しめじ …20g
だいこん・根 …40g
じゃがいも …100g(大1個)
長ねぎ …40g(中1/2本)
小麦粉 …80g
塩 …0.4g
水 …40g
植物油 …4g(小さじ1)
水 …480g
しょうゆ …32g(大さじ2・1/3)
和風だしの素 …4.8g(小さじ1強)
塩 …0.8g(小さじ1/6弱)
作り方
1 鶏肉は小さく切る。
にんじんとれんこんは皮をむき、いちょう切りにする。
板こんにゃくは短冊切りにする。
しめじは石突きを切り落とし、ほぐす。
だいこんは皮をむき、いちょう切りにする。
じゃがいもは皮をむき、厚めのいちょう切りにする。
長ねぎは少し斜めの小口切りにする。
2 ボールに小麦粉と塩、水を入れて練り、団子の生地を作る。
3 鍋に油を入れて熱し、鶏肉を炒める。にんじん、れんこん、板こんにゃくを炒め、全体に油がなじんだら水を入れる。
4 しめじ、だいこんと、しょうゆの半分を入れる。
5 じゃがいもを入れてから、2の生地を棒状に成型し、スプーンを使いながら団子にして、汁に入れる。
6 団子に火が通り、汁の上に浮いてきたら、残っているしょうゆの半分、和風だしの素、塩を加え、味をととのえる。
7 汁をお椀に盛り、上から長ねぎを散らして出来上がり。