さいたま市
                           

いっしょに楽しく食べたいな 〜食物アレルギーのおともだちを理解するために〜

 さいたま市立保育園に通う児童の保護者が紙芝居を作りました。

 子どもの食物アレルギーについて、保護者会で説明するために使われたものです。

今日は少しだけお時間をいただき、娘のアレルギーについて説明させていただこうと思います。
というのも、最近、みんなと同じお菓子が食べられないことを理由に、娘とは一緒に遊ばないというようなことをおともだちに言われて悲しい思いをしたことがありました。
確かに食べ物に制限はありますが、それ以外は普通の子と変わりありません。
アレルギーのことで少なからず誤解されてしまっている面もあるのかなと思い、私の方から説明させていただくことで、少しでも理解していただけたらなという気持ちです。


ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私の娘には食物アレルギーがあって、牛乳が含まれるものは食べることができません。
牛乳だけでなく、チーズやヨーグルト、バターを使った洋菓子なんかも食べられません。
みんなが大好きなチョコレートや市販のパンもほとんど食べられません。


では、それらの乳製品を食べるとどうなるかというと・・・
娘の場合は主に皮膚の症状と呼吸器の症状が現れます。
全身のかゆみやじんましん、ひどい咳や呼吸困難になる場合もあります。
このように乳製品を食べると命にかかわることがあるので、安全のため、保育園の給食とおやつは、おともだちとは別の席で、みんなと違うものを食べています。
この点は、先生に相談に乗っていただき、なるべくおともだちの近くで食べられるように工夫していただいています。
それでも、楽しいはずの食事の時間、娘は少し複雑な気持ちになります。
赤ちゃんの頃からアレルギーがあったので、自分の置かれている状況については理解していますが、来月で5歳になる彼女は成長とともに、「みんなと同じものが食べたい、仲間外れにされたくない」というような今まであまり意識していなかった感情が芽生えるようになりました。
ちなみに娘は、乳製品が食べられないということ以外は、たぶん周りの子と同じく、ご飯よりお菓子が大好きな普通の女の子です。
幸い今は乳製品の代用品が売られていて、家で何でも作ることができるので、ピザやグラタンなども食べるし、誕生日やクリスマスにはケーキも食べたり、一緒にドーナッツを作ったりもします。
でも、一番の好物は唐揚げと餃子です。

それから、2〜3か月に一度、専門の病院で免疫療法を行い、お医者さんの指示に従ってヨーグルトを5さじまで食べられるようになりました。
病院では症状が出てしまうこともありますが、本人は早く食べられるようになりたい一心でがんばっています。
ここで、私から皆さんにお願いがあります。
お忙しいとは思いますが、少しだけ食物アレルギーについてお子さんと話をする時間を作っていただけないでしょうか。
娘を身近な例として、食物アレルギーに対する何気ない発言で傷付いてしまう子もいるということを理解していただければ嬉しいです。

最後に、担任の先生をはじめ、給食の先生や他のすべての先生方には、娘のアレルギーに対する深い理解と、普段から細やかな配慮をしていただき、心から感謝しています。
また、同じ組のおともだちとおうちの方も、いつも娘のことを気にかけてくださり本当にありがとうございます。
ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、今後とも親子共々よろしくお願いいたします。

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