防災まちづくり研究会
                             

R1.11.4 慶大の吉川肇子教授を訪問しました

慶応義塾大学商学部の吉川肇子(きっかわとしこ)教授は、組織心理学、社会心理学が専攻で、幼児の防災教育に役立つ「防災ダック」や「クロスロード」などのゲーム制作に携わっていらっしゃいます。
当会のメンバー6名が三田のキャンパスを訪ね、ゲームに込めた思いや、防災対策を諦めてしまう人の心理などについて、話を伺いました。
防災ダックも、クロスロードも、ただのゲームではなく心理学に裏付けされた深いものだということがよく分かる、有意義な機会でした。吉川先生、ありがとうござました!

◎「防災ダック」は、幼児・児童が「自分のからだは自分で守る」という災害対応一次行動を、体を動かして遊びながら身に付けていくことが目的。「自分でも出来る」ことに気づけるように工夫されています。
◎訪問した3日後の11月7日。大田区内の保育園で「防災ダック」を実践しました。このゲームの開発目的や完成までの苦労をお聞きした直後だけに、子供たちの自主性を引き出す、楽しく学ぶ防災ゲームになりました。
◎「クロスロード」は、2択の防災ゲームで、災害時等の対処法を自ら考えグループで話し合うものです。切実な問題でも心に余裕をもって議論できるように、「これはあくまでゲームの中の世界」という逃げ道を作っているそうです。
◎私たちが、いくら良いことでも行動に移せないのは、学習性無力感という心理によるものと教えていただきました。例えば、家具の転倒防止は、消防署員の指導を受けても「器具の値段が高い」「面倒くさい」などの自分を納得させる否定的なイメージで取り組まないでいると、「どうせ私には出来ないんだ」という気持ちが定着してしまうそうです。

◎防災を行動へと結びつけるには、「小さな出来ること」や「出来たという体験」を積み重ねる方法が良いそうです。その中に楽しさという要素を入れて、「やらされる」のではなく、「自ら進んでやる」ことが大切なのだということがわかりました。
慶應義塾大学三田キャンパスは、明治4年に開校しました。構内には、重要文化財の図書館旧館や福沢諭吉の銅像など、同大学の歴史を体感する施設が沢山あります。

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