中野まなVIVAネット
   

夢の「キッズミュージアム」2007

「こども・まち・アート」交流見本市

「チルドレンズ・ミュージアム」
      実現へ向けての第一歩。

こどもたちの、こどもたちによる、
こどもたちのための拠点。

いろいろなことを体験し、
表現活動もできる場。

遊びながら学べる場。

子どもの居場所であり、
同時に大人の居場所でもある。

そんなチルドレンズミュージアムを
中野にもつくりたい。

そう思ってきた私たちは、3月末の土日の二日間だけ、
なかのZERO美術ギャラリーに、「キッズミュージアム」として実現してみました。

   
なかのZERO西館の美術ギャラリーが森に変身!
 
 

みんなで場所を創る試み
今回、ZEROキッズは、コミュニティ・プランナーの中埜博(なかの・ひろし)さんの協力を得て、キッズミュージアムの空間をデザインしました。「みんなが参加して、空間のデザイン、それに場所づくりの作業を行う」という試みです。

●構想は去年の秋から。
昨年11月にはワークショップ「こども・まち・アートの力」を開催。子ども(小1〜小4)(小5〜中3)と大人がそれぞれに「行ってみたい・夢の場所」をイメージし、それを3つの設計図にまとめました。これが今回、キッズミュージアムとして形を結ぶための「基本構想図」です。

●デザイン作業は続く。
さらに今年の2月、3月と、場所づくりのアイデア出しが続きます。実際に会場となる美術ギャラリーに集まり、段ボールで1/20の模型もつくりました。

行ってみたい場所を描き・語り・形にするワークショップ 低学年グループが描いた「夢の場所」 段ボールでミュージアムの模型をつくる

夢をカタチにするまで
3月19日から、いよいよ「工事」に入りました。
ボランティアで協力いただいた東京土建組合中野支部の中村さん、それに東京工芸大学映像学科の有志のみなさんもお手伝いいただき、まず会場の真ん中に大きな木をつくりました。そこから保護者も参加して枝を伸ばし、葉をしげらせていきます。

子どもたちは2階の「遊園地」と「お化け屋敷」づくりに夢中。学校が終わるとかけつけて夢中になって作業しました。そして中2階のキッズカフェは、ママたちがちょっとこだわってつくった「大人の居場所」です。

3月21日。参加団体のメンバーが集まりました。こども・まちづくり・アート・そして命・・・さまざまな活動に取り組む団体のみなさんが、大きな木をとりかこみ、根を広げるような形のブースをつくりました。ここは各団体の展示ブースでもあり、また観客席ともなる場所です。

大木をつくる 遊園地をつくる 各NPOの皆さんも参加してブースをつくります
   
キッズカフェも工事中    

3/24・いよいよオープン!
24日、パントマイムクリエイション・マリオによるちょっとしたサプライズで幕を開けたキッズ・ミュージアム。1階、2階、それに中2階のカフェでも、一日楽しい音楽や人形劇が繰りひろげられました。
情報提供、広報、協賛その他も含め、協力・参加いただいたNPOなど団体は50以上。そのうち約20の団体が実際にブースとパネルの展示、それにワークショップやライブなどを行いました。
会場の中央には、お菓子のなる大きな木。木の下にはダンボールで作った長いテーブル。たくさんの子どもたちの笑い声。まるで本物の森の中にいるような、ワクワク気分です。

パントマイム劇団「マリオ」が会場を驚かせます(3/24) 木からのびるテーブルがブースに。(3/24) 壁面は情報コーナー
 
子どもがつくったキッズ・コースターは大人気 キッズカフェではメンバー手づくりのお菓子、いれたてコーヒー、そしてパフォーマンスを楽しみます。  

3/25・キッズフォーラム
午前中には大多和勇さんによる演劇ワークショップ、午後には子どもの力とアートの力を考える「子ども・まち・アート」フォーラム。二日間の締めくくりはクロージング・コンサート。すべて「何が起こるかわからない」ライブの連続です。子どもも大人も、楽しみ、考える一日でした。

「子ども・まち・アート」フォーラム
コーディネーター:中埜博(コミュニティプランナー)
パネリスト:
・大多和勇(演出家・演劇企画くすのき主宰)
・柄田明美(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト研究員)
・鳥越けい子(聖心女子大学教授・サウンドスケープ研究家)
・目黒実(九州大学特任教授・篠山チルドレンズミュージアム副館長)


「クロージングコンサート」出演者
ZEROキッズと仲間たち(うた)
谷川賢作(作曲家・ピアニスト)
トリ音(テルミン奏者)

演劇ワークショップ 「子ども・まち・アート」フォーラム 締めくくりのコンサートでは、お客さんも一緒に歌いました。

夢の跡
フォーラムの終了後、余韻に浸る間もなく、参加者総出で撤収作業に取りかかりました。造った時間と比べると、壊す時間はあっという間でした。気持ちよく汗をかいて、作業が一段落。美術ギャラリーが、元の白い、何もない空間に戻りました。

「芝居が終わって、舞台を片付けるときの<さびしさ>が、僕は大好き。」これは大多和勇さんのパネルディスカッションでの一言。「そのさびしさを糧(かて)にして、次を目指すんです。」とも。

一心不乱に片付ける。 大人も子どもも。 美術ギャラリーがもとの白い空間に戻りました。