【0825】松阪三珍花保存会
松阪三珍花保存会
松阪三珍花と保存会の活動
 松阪三珍花とは、江戸時代後期に松坂城の城下町に住む紀州藩士たちが育成した3種の園芸植物(松阪ナデシコ・松阪ハナショウブ・松阪キク)で、いずれも「花弁が縮れて垂れる」というユニークな花の形態を示します。これら、松阪発祥の3品種は、明治時代には伊勢撫子・伊勢花菖蒲・伊勢菊とも呼ばれて日本全国に広がり珍重されてきました。
 松阪三珍花保存会では、松阪撫子の系統ならびに松阪花菖蒲と松阪菊の古花品種(それぞれ約50品種)の栽培・保存を行っています。三珍花保存会は県内外の30数名の会員からなり、栽培情報に関する毎月の例会を松阪公民館で開催しています。また毎年、5月中旬に「松阪撫子展」を、6月上旬に「松阪花菖蒲展」を、11月中旬に「松阪菊展」をそれぞれ開催し、多数の市民や園芸愛好家に親しまれています。
 三珍花保存会に入会し、多数の会員の皆さんと共に松阪三珍花の栽培と花の観賞を楽しみましょう。(問い合わせ先:Tel. 0598-26-6812 保存会会長・北村まで)