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< 表 紙 >
表題:小早川隆景公の法要
写真:米山寺住職による読経、
三原市・安芸高田市・北広島町の長も参列
< 目 次 >
「三本の矢」が日本遺産に届かず
宮沖 宮原 幸司
創立25周年記念 本多博之先生講演「隆景と秀吉」の記録(6)
事務局
三原市本郷町西野田火葬墓(5)
三原市歴史民俗資料館
専門委員長 福井万千
会よりの便り 事務局
< 行 事 予 定 >
1.勉強会 古文書に学ぶ隆景公(7)
(1)時:H29年7月28日(金)
10時〜12時
場所:サン・シープラザ2F
(2)内容・申し込み要領
3月号を参照願います。
2.行事予告… 詳細は
別途案内いたします。
2.1 県史協 尾三大会…
今年はレキカンが主管団体の行事
(1)時:H29年10月21日(土)
場所:リージョンプラザ
文化ホール
(2)内容:県史協総会、講演会、
臨地研修
講師 県立広島大学
秋山伸隆教授
演題「小早川隆景と瀬戸内水軍」
2.2 秋の研修旅行
(1)時:H29年11月03日(祭)
(2)行先:京都大徳寺 黄梅院
(3)参加費:1万円(含 昼食代)
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【三原市・安芸高田市・北広島町の長も参列】
■写真を「クリック」すると画像が(拡大)して見えます。(写真上)
< 歳 時 記 >
「三本の矢」が日本遺産に届かず
宮沖 宮原 幸司
俗に「釣り落とした魚は大きい」と言うが三原市が申請していた「三本の矢」の日本遺産認定漏れは残念な限り。
来年度再挑戦を目指す構えだが楽観は出来ないし、本来三原築城450年記念の今年の認定獲得こそイベントに花を添え、かつ盛り上げの最大効果が期待されていた。
来年以降では「十日の菊、六日の菖蒲」気分になり兼ねない。日本遺産も昨今増えており申請段階から取り組みに甘さが見られた。
市教委文化課の「文化財をうまく観光に結びつけることが出来なかった」との反省の弁も見られる。
お役所情報で認定確実視していた市民も「そうは問屋が卸さぬ」の落選ニュースに意外感だろう。
今回新たに日本遺産に認定されたのは17件、中国地方は4件。申請79件で4倍強の競争率。
それだけでも容易ではないのに認定された17件の申請内容を見るとコンパクトな文面でも地域の魅力を国内外の観光客に分かりやすく呼びかけている。
恵まれた地理や歴史をベースにいわゆるストーリー性を打ち出し訴求力が高い。手ごわい相手ぞろいだ。
見事勝ち抜いた近辺の出雲市や倉敷市の場合、素材の強さに加え“文化財を観光資源に活用”の文化庁の認定要件に近づく巧みな構成だ。
出雲は「夕日を核に据え神話の里めぐり」の物語を展開。
倉敷は「和洋で織り成す繊維の町」とし、白壁や洋風建築に家並みなど繊維産業発展に関する文化財を紹介。
いずれも懸命な努力をしているのを学ばなくてはなるまい。
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「三本の矢」が素材として弱いとは決して思わない。
敢えて言えばもっと以前から実績をつくり、案を練りに練って築城450年事業に合わせるべきだった。
「兄弟協力」は人類共通の美風だし、三本の矢での具体的な例示は絵画的にも受け入れやすい。それを軸に毛利三兄弟の地元の史跡、文化財めぐりなど動画やパンフなどで積極的に国内外にPRすべきだ。
特に学校教育との連携が大切ではないか。
< 活 動 報 告 >
5月25日 古文書に学ぶ隆景公(4)
…18名参加
5月26日 月報発送作業
(村田、金森、桑田、大原、越当、森明、松竹他)
5月28日 桜山月例手入れ
6月05日 6月度理事会
(定期総会・県史協 尾三大会他)
6月12日 隆景公法要 於 米山寺
6月14日 県史協尾三大会
見学場所・コース下見
< 編 集 後 記 >
★米山寺における隆景公の法要に初めて参列した
★米山寺の宝篋印搭群墓所には過去数回訪れているが、誠に失礼なことに隆景公の宝篋印搭に向かって手を合わせたのは、二回しかなかった
★今回は、米山寺の住職さんの読経を聞きながらの焼香であったので、万感籠もる思いが沸いて、しばらく立ち尽くしてしまい後ろの人にご迷惑をかけてしまった
★安芸高田市や北広島町の代表参列者は、どのようなお気持ちだったのだろうか
★昨年まで、テレビや新聞で法要のニュースを見た際、にぎやかなやっさ踊りが奉納されることに違和感があったが、三原城の築城主の法要であるから、違和感を持っていた己を見直すべきかもしれない
★毎年秋の浮城まつりで、隆景公の銅像前で大規模法要がなされているが、米山寺で命日に催される法要も、もう少し力を入れて一般市民にもPRして欲しいと感じた。(健)
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