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< 表 紙 >
表題:総会と記念講演会盛大に
開催
写真:講演用に特別編集されたDVD「小早川隆景ものがたり」の
鑑賞
< 目 次 >
土地家屋調査士 私考
宮沖 松本 茂子
平成29年度総会ならびに
記念講演会報告
事務局
創立25周年記念
本多博之先生講演「隆景と秀吉」の記録(5)
事務局
三原市本郷町西野田火葬墓(4)
三原市歴史民俗資料館
専門委員長 福井 万千
会よりの便り
事務局
< 行 事 予 定 >
1.勉強会 古文書に学ぶ隆景公(6)
(1)時:H29年6月30日(金)
10時〜12時
場所:サン・シープラザ2F
(2)内容・申し込み要領:
3月号を参照願います。
2.行事予告…詳細は別途案内いたします。
2.1 県史協 備三大会… 今年は
レキカンが主管団体の行事
(1)時:H29年10月21日(土)
場所:リージョンプラザ文化ホール
(2)内容: 県史協総会、講演会、
臨地研修
講師:県立広島大学
秋山伸隆教授
演題:「小早川隆景と瀬戸内水軍」
2.2 秋の研修旅行
(1)時:H29年11月03日(祭)
(2)行先:京都大徳寺 黄梅院
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【講師:小早川隆治氏】
■(写真上)
※蔵書と寄贈文献のご紹介
(レキカン事務所保管)
1.DVD「化粧直しした石柱」…レキカンが建立した標柱の殆どが10年以上経って文字がかすれていた。
これが28年度に修復されのを契機に、全33本をDVDに収録し、正兼氏から寄贈された。
いずれも、正兼鐵夫氏(円一町)撮影、石原四郎氏(皆実)編集。
< 歳 時 記 >
土地家屋調査士 私考
宮沖 松本 茂子
明治新政府は 明治元年「太政官布告」により、封建領主の土地領有を廃止し土地の「民有支配」を認め、政府財政基盤確立の為「地租」を徴収しました。
それに伴い新政府は徴税基盤作りを急ぎ 基盤の全貌を明らかにするため明治6年〜20年前後に亘り 全国の各町村に地域毎に 区域の大を字(アザ)とし最小の単位集落を小字(コアザ)として地域名を付け、土地の各区画ごとに地番を付した地図を作り 土地台帳を作成したのです。
その後色々な変遷が有りましたが それらは現在の「登記制度」となり現在に至り「登記簿と地図」は 不動産の基本資料として広く利用されているところです。
私はこの登記簿と地図に係わり地域とこれ等に深く関わることを生業としてまいりました。
三原から本郷方面一帯は気候温暖、前に瀬戸の海、背に広い台地や山山に囲まれ古代から人々が定住し かなり豊かな生活が為され産業もあった様に土地台帳に付された小字名(集落名)から窺がいしれます。
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戦後の混乱後、日本列島改造、
そして起きたバブルの崩壊までの間 地域の山野は伐り開かれ 田畑は埋められ宅地造成がされ 市街地は開かれ広がりました。
地域の歴史が著された小字名も諸事情により取り外され、意味のない符牒が付けられたのです。
その勢いは思いのほか早く凋落しました。大企業の撤退、それに伴い人口の減少、そして少子化により地域の高齢化はどんどん進みます。
しかし、私達人間は悠久の大地や自然に何をしてきたのだろうかと 物哀しく思うのは私だけではないと思います。
遠く此の地を離れ故郷を想う方々、過ぎし日心ならずも故里を離れ、帰れぬ事となった方々、そして先ずは大切な我々の後を繋ぐ子孫の為にこの青き地球の中、先祖の残してくれた山野や、家並が立ち並ぶ街を大切に守るために、今後何をするべきであろうかと、先日行われた「市長選」と「市議選」にあらためて考え直された処でありました。
「倭(ヤマト)は 国のまほろば たたなずく 青垣 山籠れる
倭し 麗し」古事記より
< 活 動 報 告 >
4月27日 月報発送作業
(村田、金森、大原、越当、松竹他)
4月28日 古文書に学ぶ隆景公(4)
…20名参加
4月30日 桜山月例手入れ
5月01日 5月度理事会
(定期総会・県史協 尾三大会他)
5月14日 定例総会・記念講演会
< 編 集 後 記 >
★今年の定例総会では大きな話題が三つあった。
★一つ目は、講師に小早川隆治氏を迎え大盛況だったこと
★二つ目は、レキカンの歌が決まったこと。事務局案に加え優秀な応募作品があり、総会参加者による投票結果は、僅差となったことから、それぞれ第一、第二の歌として採用されることになった。来月号で紹介する。
★三つ目は、会員数の減少である。4月01日現在241名となり、過去最少。毎年新入会員を迎えるが、それ以上に高齢を理由の退会者が増加している。過去には、280名位の時もあった。会員増員に向け、一層の協力を要望したい。
(健)
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