春日部点字サークル

点訳書が完成するまで

 一人で1冊の点訳書を作成することもありますが、大書の場合や急ぐ必要のある場合などは、数人で分冊することも多くあります。レイアウト等を話し合って統一し、それぞれの分担箇所の点訳に入ります。

【点訳書が利用者の手に届くまで】
下調べ → 点訳 → 第1校正 → 修正 → 第2校正 → 修正 ・・・ 編集 → 点字印刷 → 製本 → 発送

(1)
点訳する図書を分冊したら、全体で統一したレイアウトを確認したり、自分の担当箇所の下調べをします。専門用語など一般的な読み方ではない語句もあるので注意が必要です。
(2)
下調べや読みの調査は図書館だけでなく、インターネットを利用して調べることもできますが、信頼できるサイトを見極める目も必要になります。
(3)
図書館のレファレンス室には人名事典・地名辞典・○○用語辞典 等々専門分野の辞書類が並んでいます。担当の職員の方に相談することもできます。
(4)
点訳は点訳ソフトを利用しパソコンで行います。分冊したそれぞれのデータが校正を経て出来上がると、繋げて巻分けをし、表紙や奥付も付けます。
(5)
点字データが完成すると、全国ネットのサピエ図書館にデータを登録したり、個人依頼のものは点字印刷します。
(6)
点字プリンターで点字印刷。点字が打ち出された連続紙が出てきます。表(奇数)ページが終わったら、裏返して裏(偶数)ページを。
(7)
印刷が終わったら、連続紙の1枚1枚を切り離します。順序が間違っていないか、ページを確認し、綴じ紐や結束バンド、依頼者の希望により専用のバインダーなどで綴じて製本。
(8)
点訳書完成。原本170余ページほどの月刊誌「ラジオ深夜便」が、全2巻合計242ページの点訳書に。広告ページの無い小説や専門書等では、2倍3倍のページ数になることも。

(9)
点訳書を入れて郵送するための郵袋(ゆうたい)。布製やビニール製があり、写真の郵袋は「点字用郵便」の語と宛先を書いたカードが差し込める窓のようなポケットがついています。
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