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2014年新春研修会の報告

2014年は一世クラブにとって創設30周年と大きな節目を迎えます。研修会もそれに相応しい内容にすべく、華やかに楽しくそして研修会に相応しい知的なものにすべく、テーマを『八王子の伝統文化に触れる〜八王子車人形西川古柳座の公演〜』とし、1月26日(日)、八王子クリエイトホールにて開催いたしました。今回の研修は、例年と異なり日曜日の午後の開催となり、どの程度の会員・ご家族・知人等が集まって頂けるか心配をしておりましたが、我々の目標を遥かに上回る170名の方々にお集まり頂き、満席の状態でした。研修会でこれだけ多くの方にご参加頂く事は初めてで、多くの方々をどの様に入退場して頂くか嬉しい悲鳴の苦労が有りました。
今回の公演のプログラムは、「二人三番叟」「車人形の説明と体験コーナー」「東海道中膝栗毛〜赤坂並木より卵塔場の段〜」「洋舞」の4つの構成で行われました。
この公演開演をするに当たり、古柳座の当日の責任者でした西川柳時さん(以降座長)より一世クラブの30周年記念のお祝いの言葉が有り、プログラムをスタート致しました。

「二人三番叟」は、天下泰平、国土安穏、子孫繁栄、五穀豊穣を祈るお祝いの踊りで、舞台の幕開きに演じられるもので、一世クラブ30周年記念に、また新年に相応しい演目で会場も華やいだ気持ちにさせてくれたのと同時に、人形浄瑠璃にはない車人形の動的な迫力を感じさせてくれる内容でした。
「車人形の説明と体験コーナー」では、座長より車人形の構造の詳細な説明があり、参加者も感心することしきりの様子でした。特に左手の構造は複雑でこれを操る難しさを教えて頂きました。また、ろくろ車も舞台を自由自在に動く事が出来る構造になっており、先人の知恵の素晴らしさを感じさせてくれました。これを体験しようと言う事で、井上喜重郎さん・井上康夫さん・小俣勝美さんに舞台に上がって頂き、座長より人形の操作そして、演技指導をして頂きましたが、なかなか思う様に行かず、爆笑の渦となりました。3名は事前に八王子郷土資料館で車人形の操作の練習をする程、気合いが入っていました。それでも簡単に操れない難しさと共に、西川古柳座の車人形の操りの凄さを感じさせて頂いた場でもありました。
「東海道中膝栗毛〜赤坂並木より卵塔場の段〜」は、江戸時代の滑稽物で十返舎一九の作品を題材にした、ご存知「弥次さん喜多さんの珍道中」の物語です。弥次さんと喜多さんとの軽妙な会話のやり取りの面白さはもとより、人形の繊細な動きも見もので、あたかも人間が演技をしている様にも思えるほどです。45分と言う長い演目でしたが、観客も演目に見入り、また、多くの笑いを誘い時間を忘れるほどでした。
「洋舞」は、当日のお楽しみと言う事で、演目は事前には解りませんでしたが、蓋を開けてみると、舞台の場面が一変、何と「フラメンコ」。女性一人で人形を操りフラメンコを躍らせる姿に、会場から大拍手が起こりました。この演目、前の演目と異なり、人形の頭の動作を人間の頭の動作から伝える工夫も有り、人間と人形が一体となった躍動感のある素晴らしい踊りでした。観客も手拍子で盛り上げ、舞台と一体感が生まれました。
西川古柳座は、日本での活躍はもとより、年数回、海外公演もされています。訪問先の踊りを車人形に取りいれるべく盛んに挑戦されています。今回その一端を見せて頂きました。
今回の研修会、1時間45分と例年になく長い研修会でしたが、あっという間に終わった感じさえ抱かせる内容で、参加者に大いに楽しんで頂けたのではないかと思っております。
また、各演目を行うに当たり、座長より、事前に演目の詳細な説明を頂きました。更に、今回の会場は170名収容出来る場所ですが、舞台と客席が丁度良い距離感に有った事も、一層楽しく観て頂けた理由ではないかと思っております。ある方から、人形浄瑠璃は何度か見た事が有るが、車人形は迫力が有り、また機会があったら観てみたいとの話を頂いております。
この研修会のテーマは『八王子の伝統文化に触れる』でしたが、八王子にこの様な文化が残っており、また、八王子車人形西川古柳座の世界での活躍を知る事が出来たのではないかと思っております。
この研修にご参加いただいた皆様に深く感謝いたします。古柳座の皆さんから、「今日お見えになった観客の質は素晴らしい。5代目(古柳座の座長西川古柳)に報告しておきます。」とのお言葉を頂いた事を付け加えさせて頂きます。
この情報は、「一世クラブ」により登録されました
情報掲載日:2016/02/28
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