東大阪市市民生活部地域活動支援室

NPOde元気カフェ(情報交換会)を開催しました

各分野で活躍するNPOの活動を紹介し、NPOどうしの交流を深めてもらうことを目的に、「NPOde元気カフェ」と題した情報交換会を開催しました。

第1回は「高齢者支援」をテーマに、10月5日(金)に開催しました。福祉分野で活躍するNPOやボランティア団体など多数ご参加いただき、本当に積極的に意見交換が行なわれました。

第2回は「子育て支援」をテーマに、10月13日(土)に開催しました。当日は、社会福祉協議会の協力でお菓子や飲み物が提供され、和やかな雰囲気のなか、参加されたみなさんで交流を深められていました。

 
   

第1回(高齢者支援)では、まず特定非営利活動法人フェリスモンテの山王丸理事長と隅田事務局長から、情報提供いただきました。
フェリスモンテは旭区と生野区で、高齢者支援や子育て支援、コミュニティなど幅広い分野で活躍されており、とても参考になるお話を聞くことができました。
事例紹介に続いて、班に分かれて、ワークショップ形式で、意見交換や事業プランづくりを行ないました。参加者がそれぞれ活動されている内容について、お互いに情報交換しながら、活発に議論されていました。
最後には、各班の発表を行ないました。具体的で説得力のある発表に、みなさん真剣なまなざしで聞き入っておられました。
第2回(子育て支援)では、前半部分で3団体から事例紹介をしていただきました。まず最初は、特定非営利活動法人ワークレッシュ代表の和久さん。大阪狭山市で学童保育や乳幼児の一時保育、つどいの広場事業に取り組んでおられます。
続いて、事例紹介をしていただいたのは、うさぎ保育園(大東市)の近藤園長さん。うさぎ保育園では、シングルマザーや、中国人家庭を中心とする在日外国人の子育て支援に取り組んでおられます。
最後に事例紹介をしていただいたのは、特定非営利活動法人親子deカフェあ・ん理事長の川井さん。
親子deカフェあ・んでは、保育園で活躍されてきた保健師や保育士など、子育て支援のベテランが中心となって、つどいの広場事業や、出前子育て支援事業に取り組んでおられます。
後半は、「質問・相談カード」と「協力・提案カード」を使った意見交換会を行いました。
みんながカードを見られるよう、前のテーブルに集まり、井戸端会議のような雰囲気で話をしました。
事例紹介をしていただいた近藤さんと川井さんからは、以下のようなコメントをいただきました。


うさぎ保育園(大東市)
近藤 薫さん

前半は自分の仕事の話ばかり、後半はお話をお聞きするばかりで、あまりお役に立てなかったのではないかと反省しております。もっと皆さんのお話を伺いたかったです。
やはり、活動内容や対象とする子どもの年齢に関わらず、横のつながりが出来てくると、もっともっとまち全体が活性化するのかもしれませんね。
様々なご質問がありましたが、即答できる正解は無くても、お互いに「どうしてる〜?」、「何かいい方法はない〜?」と聞き合いながら、より良い方法を探していけるのであればいいなと思いました。
とにかく、行動を起こしてみて、これは良かった、あれは悪かった、だから次はどうしよう〜と、一歩一歩地道に前に進んでいくしかないのかもしれません。
失敗は成功のもと!!ですので、そこから、また新たに前に進む方法を見つけていき、その成功も失敗もみんなで共有できるようなつながりを地域で作っていければ…と思います。


NPO法人親子deカフェあ・ん
川井 ヨネさん

子育て支援カフェにご参加の皆さんへ
貴重な土曜日に、長時間のご参加、お疲れ様でした。
情報提供者の一人として役割をいただきましたが、かねてより、色々と当法人にかかわり、又、ご支援くださっている方の参加もあり、情報内容に工夫が必要でした。
当法人は、設立6年目を迎えるにあたり、過去5年間の反省と、今後5年間の計画を、走りながらさぐっている最中です。
参加された方々の、事前アンケートや会場での質問・相談カードを、今も読み返しています。
そして、「市民活動者」の悩みや喜びは、殆ど共通であることを強く感じます。
そして、私の方が励まされるのです。
・・・・皆、夢や悩みは一緒。そして皆、頑張っているんだ・・・・と。
どうぞこれからもよろしくお願いします。

最後に、事例紹介と後半部分のコーディネートをしていただいた和久さんから以下のようなコメントをいただきました。

NPO法人ワークレッシュ
和久 貴子さん

長時間、お忙しい中、大変お疲れ様でした。
参加者の皆様同士の出会いと交流を願いながらの会でしたが、かた苦しいことを言わず、もっと遊びの要素を取り入れた方が楽しかったでしょうね。(これが本来の私の得意分野なのですが。)
しかし、それぞれの団体がそれぞれの任務に、真摯に取り組まれていることが伝わってきました。
また、運営面での課題は共通しているということも分かりました。
私は、「支援(ケア)する側の支援(ケア)」ということを、常に考えています。
私たち自身も、一人で、または自分の団体内だけで、頑張りすぎないようにしましょうね!
東大阪は大きな自治体ですので、このような機会を何度も重ねられることで、より一層かけがえのないご縁がつながって輪が広がりゆくことと思います。
これを機会に、いつでもどこでもお声掛けください。これからもよろしくお願いします。
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