府中市史談会
                               

「善明寺の鉄仏と畠山重忠の伝説」=府中市史談会9月例会報告

テーマ  「善明寺の鉄仏と畠山重忠の伝説」
平成21年9月11日(金)「善明寺」(府中市本町1-5)および本町公会堂において開催されました。約30名の参加がありました。
講師は小野一之氏(府中市郷土の森博物館副館長)です。 

 当日は、市役所前に集合し、徒歩5分ほどで善明寺に向かいました。善明寺の金仏様を拝観した後、すぐ近くの本町公会堂で小野一之氏の講話をお聞きしました。

 府中小唄に「恋のかけ橋金仏さま」と歌われたのは国内最大の鉄仏で国の重要文化財に指定されている善明寺の阿弥陀如来像です。この仏様を拝観するとともに、その数奇な来歴と伝説を紹介していただきました。

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講師の小野一之氏(府中市郷土の森博物館副館長)




善明寺について

府中本町駅北側にある天台宗の古刹。「金仏(カナブツ)さま」と親しまれている国内最大の鉄仏や、思想家の依田伊織、勤王の志士の西園寺実満の墓があることで知られる。2体の鉄仏は本堂に向かって右手の金仏堂に祀られている。




鉄造阿弥陀如来坐像(大鉄仏)

像高170 重さ380kg。建長5年(1253)の鎌倉時代の年号が記されている。もと国分寺付近にあったとされ、江戸時代には大国魂神社で祀られ、明治の神仏分離で善明寺に移された。

写真は「府中市の文化財」より。



鉄造阿弥陀如来立像(小鉄仏)

 像高99 重さ60kg。長野の善光寺の様式の阿弥陀様。もと大国魂神社近くの浄照寺の本尊だったと言われ、大鉄仏とともに明治以降、善明寺に祀られる。


写真は「府中市の文化財」より。

大鉄仏と畠山重忠の伝説

 畠山重忠といえば、源平合戦で活躍し、源頼朝に重んじられた武蔵武士の鑑とされる武将。大鉄仏は、その重忠が悲恋の相手となった恋ヶ窪村の遊女の菩提を弔うために造立したという伝説がある。建長5年という年号とは合わないが、重忠の怪力伝説と結びついて作られた話と思われる。


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