ホーム > 子育て情報局 > 2016.11 冬本番!ウイルス性胃腸炎に気を付けよう!〜ノロ・ロタ〜

冬になると、ウイルス性胃腸炎(いわゆる、おなかのかぜ)が流行し始めるので、お子さんがいる家庭は心配ですね。乳幼児は重症化しやすい場合もあるので、感染予防の対策など、普段から気をつけましょう。

原因としてよく知られているウイルスに、ノロウイルスとロタウイルスがあります。


【ノロウイルスとは】

(流行時期)年間通して発症するが、秋の終わり〜冬に最も流行する
(感染経路)食べ物や便、ウイルスが付着した手指・衣類・物品を介した経口感染、吐しゃ物の飛沫を吸い込むことによる飛沫感染
(潜伏期間)1日〜2日
(感染期間)1週間程度
(症状)発熱(38度以下がほとんど)、腹痛、嘔吐、下痢、それに伴う脱水症状
(薬)抗ウイルス剤・ワクチンなし



【ロタウイルスとは】

(流行時期)冬場に発症する傾向
(感染経路)食べ物や便、ウイルスが付着した手指・衣類・物品を介した経口感染
(潜伏期間)1〜2日
(感染期間)1週間程度
(治療)軽い発熱(通常最初の1日)から、激しい嘔吐、下痢、それに伴う脱水症状。下痢症状は「お米のとぎ汁のような白色便」が出ることが特徴
(薬)抗ウイルス剤なし。ワクチンあり



・石鹸を用いた手洗い。
・手洗いのあとのタオルは、清潔にしましょう。
・加熱が必要な食べ物(特に二枚貝)はしっかり中まで火を通しましょう。
・生で食べる野菜などはしっかり水洗いしましょう。
・便や吐しゃ物を適切に処理し、接触した場合は、洗浄と消毒をしましょう。
・ロタウイルスにはワクチンがあり、乳児の場合、任意で予防接種を受けることができます。ワクチンは2種類あり、2回接種タイプは生後6〜24週、3回接種タイプは生後6〜32週の間に接種します。いずれのタイプも1回目の接種は14週6日までが推奨されています。この時期は、他にも予防接種を打たなければならないため、接種を希望する場合にはかかりつけの小児科に相談してみるとよいかもしれません。
※予防接種ナビ  http://genki365.net/gnku04/pub/sheet.php?id=6260




使い捨てマスク(2組)・使い捨てのビニール手袋(3組)・ビニール袋(2枚)・消毒薬(塩素系漂白剤を薄めたもの)・キッチンペーパー(または新聞紙)
※消毒薬(薄めた塩素系漂白剤)の作り方
5〜10%次亜塩素酸ナトリウム(ハイター・ブリーチ等家庭用塩素系漂白剤)を水1Lに対して20mlを入れる。別の容器(スプレータイプが便利)にいれておくと良い。




吐しゃ物には、ウイルスが含まれている可能性があります。家庭内での感染を防ぐために、適切に処理しましょう。

(処理方法)
1. 使い捨ての手袋(2重)やマスクを着用する。
2. 吐しゃ物をキッチンペーパーで覆い、上から消毒薬(※)をかける。
3. 外側から内側へ向けてキッチンペーパーでくるむように便・吐しゃ物を拭き取る。
4. 拭き取るのに使用したペーパータオル、外側の手袋の順で1枚目のビニール袋に入れ、その上から消毒液をかけて、口をしっかり閉じる。
5. 拭き取った箇所に、キッチンペーパーを置き、消毒薬をかけて10分間放置する。
6. 片方の手袋を外し、2枚目のビニール袋に入れる。
7. 手袋をつけた手で1枚目のビニール袋を2枚目のビニール袋に入れる。
8. 残りの手袋、マスクの順で2枚目のビニール袋に入れる。
9. 新しい手袋、マスクを装着し、放置していたキッチンペーパーを2枚目のビニール袋に入れる。
10. 床をキッチンペーパーで水拭き後、手袋、マスクとともにを2枚目のビニール袋に入れ、口を閉じ、廃棄する。
11. 処理後は手洗いを忘れずに行う。
※消毒薬の作り方は「家庭で事前に準備をしておきたいもの」を参照

(有効な消毒方法)
・消毒薬(薄めた塩素系漂白剤)の利用(アルコール消毒では、ウイルスは死滅しません)
・熱消毒 
 85℃1分間以上の熱消毒でもウイルスは死滅します。例えば、スチームアイロンを2分以上当てると表面が85℃以上になるので漂白剤の使用が難しいカーペット等には有効です。

(衣服が汚れてしまったら)
衣類に便や吐しゃ物が付着した場合は、他の衣類と分けて洗濯します。乾燥するとウイルスが飛散してしまうので、乾燥する前に処理しましょう。
1. 水洗いする。
2. 薄めた塩素系漂白剤につけて、消毒する。

(日用品なども消毒しましょう)
おもちゃだけでなく、ドアノブなどにもウイルスが付着することがあります。薄めた塩素系漂白剤でできるだけ拭き取るようにしましょう。




・水分補給をこまめにする。
 嘔吐・下痢によって、脱水症状を起こしやすくなります。電解質を含むイオン飲料や湯冷まし、ミルクなどを少し暖めて飲ませましょう。少量ずつ(1回に50〜100佞らい)を何度も分けてあげましょう。
・小さい子どもの場合、下痢が激しいときには、お尻がかぶれるため、ぬるま湯で洗うようにするとよいでしょう。
・嘔吐・下痢の症状があるときには、自己判断せず、早めに小児科を受診しましょう。
・水分を取れない時には、まよわず小児科を受診しましょう。



嘔吐や下痢がおさまった後、いつから保育園や幼稚園などに登園ができるのか気になりますね。各園で、ウイルス性胃腸炎に感染した場合の出席停止期間が決められていることがありますので、感染が判明した場合には、園に確認してみると良いでしょう。




(監修:かんだこどもクリニック 神田忠泰先生)
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情報掲載日:2019/02/04
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