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ホーム > まちづくり全般 > まちづくり特集No.4 『災害に強いまちづくりワークショップ(2)』

 氷川町町会では、平成19年11月24日(土)金剛院にて第2回“災害に強いまちづくり”ワークショップを開催し、10名が参加しました。

 第1回ワークショップでの群馬大学災害社会工学研究室の説明によると、昨年戸田市内全戸配布されたハザードマップで見ても、200年に1回程度の確率で発生する規模の大雨による大洪水が起きたら、戸田市全域のほとんどが水没してしまう。このような予測の中で、荒川が破堤したら戸田市がどうなるか、戸田市民は洪水災害をどう認識しているか、戸田市から災害犠牲者をゼロにするにはどうしたら良いか、などのお話がありました。

 第2回ワークショップでは、前回のおさらいから始まり、浸水・情報・避難について20分ほどの説明がありました。その後、参加者の皆さんが、現在住んでいる氷川町で犠牲者をゼロにするために「町会全体の避難ルール」について話し合いを行いました。また、大きな地図を使って、氷川町地域の避難場所となりえる高層建物などの位置を地図上に明示しました。

 なお、話し合いで出された参加者の意見は以下のとおりです。

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 1.浸水について
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 昔あった水害の経験、また、先祖から聞いた明治43年の洪水では、押入れの中段まで水に浸かった。

 戦後は早瀬辺りで堤防が崩れかけたことがあった。群馬大学災害社会工学研究室からは、堤防補強の仕方や月の輪工法などの話があり、戸田市では、消防団や市職員がこれらの工法を訓練しているとのこと。

 少し余計に雨が降ると、オリンピック通りや戸田中通りは冠水し、川のようになる。

 浸水になる手前で情報を出すべきである。

 浸水時には、外を歩いての避難等ではマンホールなどに吸い込まれることもあると聞くので怖い。


 2.避難について
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 氷川町には、公的避難所は新曽小学校しかない。 また、もし新曽小学校の水位が高くなり、1、2階が使えなくなったら、人が入りきれないのでは。馬場町会の人も同じ避難所だし、到底入りきれないだろう。

 高層マンションや倉庫、工場などは避難場所として提供してくれるだろうか。

 昔の水害時には、町会会館も押入れの中段まで水が上がってきたようだ。

 今では、高層マンションは殆どがオートロックになっているので入れてもらえるのか。前もって話し合えないだろうか。

 菖蒲川沿いに氷川町住宅があるがあそこはオートロックではないので事前に話してみてはどうか。

 水害時は、水が引くまで短い時間なので、高層マンションの廊下や通路だけでも使わせていただけると良いのだが。

 芦原小学校へ避難する声もあるが1.5キロほどある。

 工場や倉庫などは、2階3階があっても、水害があった場合、自社の機材や商品を上に上げると思う。

 最近では、企業などは社会貢献を考えているので話してみてはどうか。

 スーパー堤防の上を避難所とすることはどうだろうか。

 昔は、軒先に和船がかけられている家が多かった。

 助けの必要な人がどこにいるのかわからない。

 いざ避難できる場所を考えても、現実は場所がない。


 3.その他
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 高層マンションの建設で防災行政無線が聞こえないエリアがある。

 インターネットからの情報収集は高齢な方は利用できない。


 4.市への要望
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 災害用のラジオを市が一部負担して市民に配ってみてはどうか。

 防災行政無線が皆さんに聞こえるようにできないか。

 市民に確実に情報を届けてもらいたい。

 避難に時間がかかる高齢者等に早めに情報を発信してもらいたい。

 災害時要援護者の名簿作成は、市の方から現在、福祉・消防・防災担当で検討会議を行っており、行政内部での情報の共有化、また、今後は本人の同意や手上げ方式等を検討していくとのお話があった。

 町会でも、せめて班毎で要援護者の情報が把握できれば避難誘導が出来る。

 このワークショップに他の方々にも参加してもらってはどうか。

 地域に住む人たち全員に関心をもってもらいたい。

 普段から声を掛け合えるまちづくりをしていかなければならない。

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 今回、戸田市が取り組んだ「災害に強いまちづくりワークショップ」は、災害に対する減災対策のひとつと考えると大変良いことだと私は思います。地域の住民が真剣になって地域のことを考える。水害でも地震でも起きてからでは良い結果は得られないでしょう。私自身、今まで何も町会に関わったことがなかったのですが、快く迎え入れていただき、いろいろと発言しても何の抵抗もなく聞いていただきました。考えていることは、皆さん同じです。誰かが仕掛けて、地域について考え、話し合う機会を提供しなければいつになっても改善できません。避難所である新曽小学校や公共施設だけでは、地域の避難者の収容は困難です。改めて考えてみると、地域内の高層マンションや高齢者施設、そして、企業の方々の協力も必要となってきます。そのためには、住民全体の声が必要になってくると思います。

 また、地域の高齢者施設などには、日頃から協力できる範囲で住民の皆さんでレクリエーションなどのお手伝いなどをしておくことも、お互いに助け合うまちづくりに大切なことと思います。いずれは、私たち自身もお世話になるかもしれませんし、今でも地域の人たちに知らず知らずお世話になっているから、現在の生活が守られているのではないでしょうか。           
                                      【文責:清水耕造/協力:安心まちづくり課】
 
情報掲載日:2008/01/16
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