戸田市ボランティア・市民活動支援センターホームページ

ホーム > 障がい者全般 > 障害者特集No.3 『障害者とITとパソコン』

 日々進歩を遂げるITのおかげで、私たちの生活も様変わりしてきております。外出困難であってもパソコンを使用して、自宅にいながらにして社会の情報を得ることが出来ます。 
 聴覚障害者から送信されたメールを、視覚障害者が受信し音声読み上げソフトでそれを理解する。また逆に、音声読み上げソフトを使い視覚障害者が送信したメールを、聴覚障害者が受け取りそれを読む。当然、聴覚・視覚に障害のない人はそれを目で読む事が出来ます。

 まさにコミュニケーションのハンデは軽減され、ITによって同じ情報を共有できるわけです。
               
 私がパソコンに触れたのは19年くらい前になります。現在ではパソコンを買ってきて電源さえ入れれば即座に使えますが、当時はパソコンを買ってきても、まず自分でソフトをインストールしてメニューを作り、諸々の設定してからやっと使える状態になるのです。

 当時はまだ、使い方を教わる人も少なく、参考書を見ながらひたすらキーボードをたたいて、ディスプレイに表示される結果を見ながら入力方法を覚えて行かなければならないのが現状でした。

 しかし、自分で使っていてその時に感じた事は障害者に取って、欠かす事の出来ない自立のために必要なツールである事を確信いたしました。

 その後、障害者団体の埼玉県障害者協議会や自分たちで、障害者に対するパソコン講習会を15、6年の間、開催を続けておりますが、当時はまだまだパソコンは遊びの道具としか見られておらず、やっと数年前から、パソコンは障害者の必要不可欠なツールである事が認識されたのが現状です。

 現在では、ワード、エクセルはもとよりホームページは誰でも作れる等、障害者へのパソコン教育もかなり浸透しております。しかし、これからの障害者に対するパソコン教育は、社会に受け入れられる自立を可能とする、パソコン教育を推し進めて行かなければならないと考えます。障害者自身においても、最早ワード、エクセルの入力基礎を習っていたのでは遅きに失する事になりかねません。これからは、ITを自立のためのツールとして、駆使することを目的とした勉強に努力すべきではないでしょうか。

 障害者のなかには障害のために、心ならずも保護の元で暮らさなければならない人がいます。自らの力で社会生活を送っている人も多くいます。しかしITに精通していても、街のバリア、社会のバリアによって職に就くことが困難な方もいるのです。このような障害者に対して在宅就労が出来る環境を整えることで自立した社会生活ができるのです。1人でも多くの障害者が自立することで、行政も福祉に対する負担を軽減されるものと確信いたします。

 障害があってもITを生かし、社会のニーズに応えられるアイデアとセンスによって、自立した社会生活を送ることができ、また社会にも貢献をして行けるものと考えます。身体にハンデはあっても夢と希望を持って、前に向かって進もうではありませんか。
【文責: 細井 勇(NPO法人ドットcom)】
 
情報掲載日:2007/05/14
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