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ホーム > 防犯・防災全般 > 防犯防災特集No.1 『能登半島地震の教えるもの』

 平成19年3月25日、能登半島をマグニチュード6.9の地震が高齢化率47%という地域を襲った。阪神淡路の震災や新潟・中越の地震と同様、地下のごく浅い所で断層がずれて起こる直下型地震だった。

 普段予想されていなかった地域での地震、日本の何処で、いつ起こるか知れない。倒壊、半壊した家屋は殆どが築年数の古い物だったようだ。耐震化、耐震化と言われていてもなかなか進んでいないのが実情だ。自身の身を守り、近所に迷惑をかけないためにも急いで耐震化の備えを進めたい。

 石川県輪島市門前町は全壊44棟、半壊96棟と最大の被害に見舞われたが、倒壊家屋による死者は無く行方不明者もゼロだった。日曜の午前9時42分という、人の動き出す時間でも有ったが、高齢化率47%という地域、長い間のお付き合いで顔見知りも多かったでしょうが、輪島・門前町では地震発生後4時間で全員の安否確認・所在の確認を成し遂げ、人的被害を最小限に留めることが出来たようです。

 倒壊・半倒壊家屋が140と言う被害にあう中、重傷4人、軽傷11人と人的被害が最小限に食い止められた理由は、まち独自の『高齢者マップ』の存在と台風時などの訓練、毎年末民生委員の方々が調査更新して、その弛み無い努力がマップの制度を上げている。『寝たきりの高齢者』『一人暮らしの高齢者』『高齢者夫婦』などの住まいを地図上に赤、黄、緑等で塗り分け、町と民生委員が同じマップを保有することで連携も取りやすく、確認もしやすかったようだ。

 3月25日午前の地震発生直後、輪島市役所門前支所が町内全8地区の民生委員らに災害時対応の優先電話で高齢者等の所在確認を依頼。民生委員らはこのマップを活用して高齢者宅を戸別訪問し、体調や家の損壊程度を確認しながら、公民館などの避難所に誘導した。支所にも次々に情報が上がり、発生から4時間20分後の午後2時には高齢者全員の状況が把握できたようです。

 阪神淡路震災・中越地震・新潟福島豪雨などの被害で国も関心を高め、昨年3月末には災害時要援護者支援対策にかかわる概要を発表、各県、市町村などにも通達を出したようだが、埼玉県は自然災害が少ない為か、行政も周りの市町村の状況を眺めているのか、11月現在、川口市、吉川市の二市だけが名簿を作り川口市では防災リーダーの養成、増員に努めているようです。18年度末までに数件の市町村で名簿マップなど作るとか?

 自然災害はいつ起こるか予想など出来ないのです。一刻も早く市民は自分の身を守る為、住む住宅の耐震化の備えをし、行政も罹災後の経費を考えて、耐震化対策への予算を用意して欲しいものです。命は失ったら元へは戻りません。また、高齢化、障害者の増加など分かっている情報も市民の利益になるなら、活用して要援護者のマップ作り、支援対策ネットワーク作りを進めてもらいたいものです。

 戸田市も人口が増え、高齢化率は低いものの、災害時には健常者もいつ障害を持つ事になるかも知れません。日頃から地域の活動に参加したり、近所の人との交流を密にしていきたいものです。高層のマンションなども増えています。新聞などを見れば、10パーセント近くの建物に強度不足が見られるとか。机上の建築確認だけでなく、建築時点でNPOかオンブズマンによる監視体制など出来ないものでしょうか。

 能登では住民が自分たちの手で道路の復旧、雨が来て崩れそうな地盤の手当てまで、応援を待たず、自主的にやっている姿がテレビの画面に映し出されていました。   【市民記者: 清水耕造】



     ◇◆◇ 戸田市の防災活動 ◇◆◇

(1) 戸田市では、地震や洪水が起こった場合を想定した「戸田市ハザードマップ」を作成し、平成18年4月に全戸配布している。5ヶ国語にも翻訳されている。【左写真参照】

URL:http://221.186.87.243/hazard/




(2) 同年8月には、行政だけに頼らず地域の人々が協力しながら救援や非難等の訓練を事前に行うことで、将来くるであろう災害時での対処方法を学ぶことを目的に、「芦原小・親子防災キャンプ2006」が行われた。
【右写真は、避難所体験する防災キャンプ参加者たち(芦原小学校体育館にて)】

URL:http://genki365.net/gnkt01/mypage/mypage_sheet.php?id=13240
 
情報掲載日:2007/04/20
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