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ホーム > 障がい者全般 > 障がい者特集No.20 「平成29年度≪手話のまち“go-go”1-2≫」(H30.03.27)

 平成29年度、「手話のまち“go-go”」事業を開始した。助成金を申請し、事業に臨むのは2度目となる。
【聴覚に障害があるとはどういうこと?】
【手話とはなに?】
【今、自分ができることはどんなこと?】
 このことを多くの方が考え、理解を深めてもらいたい。その想いを、「やさしいまちづくり応援助成金交付事業」に託した。
 私たちにとって、この助成金事業といえば、5年続けた市民手話講座「つなごう手と手」。市民手話講座「つなごう手と手」は、手話を第一言語としている聴覚障害の方が講師となり、手話を初めて学びたい方、手話講習会が修了した後の学び場を探している方、登録手話通訳を目指す方、手話技術を向上させたい方等を対象とした、手話学習に力を入れた取組みであった。

 今回は、聴覚障害への理解、手話普及が根底にあるにしろ、「つなごう手と手」から「手話のまち“go-go”」へ名称変更し、参加対象者を絞らない企画を準備して事業に挑戦することで、助成金を獲得した。
 6つの企画を終えて思うこと・・・
1.ボッチャ講演&体験
 平成29年7月21日(金)夜7時から9時 参加者31名(一般社団法人埼玉県障害者スポーツ協会、埼玉ボッチャ協会の協力)
 高橋和樹選手(リオパラリンピックボッチャ日本代表)の講演の後、高橋選手&長尾康平選手(高橋選手と同じクラブに所属)のデモンストレーション、ボッチャ体験の流れ。
 高橋選手が講演で、自立心の強さや目標へ向かう思いを話され、「かわいそうだと思われたくない」と述べていたが、見せたい姿どおり、参加者には「かっこいい」と映っていた。頸椎損傷し重度障害があるので、ボッチャボールを手に持って投げるのではなく、「ランプ」と呼ばれるすべり台のような特殊な器具を用いてボールを転がす。
 ランプの位置、高さや角度調整は、アシスタントが行う。高橋選手が高度の技術を披露するためアシスタントに指示を出すのだが、アシスタントは決して反応せず、指示に従うのみ。助言してはならないため、背にしたコートを振り返ることもなく、ひたすら指示に従う。
 手話学習者がアシスタントになりたい場合は、相槌を打たないなど、反応しない練習から始めないといけないそうだ。手話は見る言葉のため、表情は大切な文法になり必要不可欠だからである。
 高橋選手が、今回の講演についてフェイスブックに【聴覚障がいのある方と一緒にチームを組んでボッチャを行い勝利して、改めてボッチャは誰もが楽しめる競い合えるユニバーサルスポーツだなぁーと感じました。参加者からの質問も「東京パラの出場枠について」や「ボールの硬さや柔らかさについて」など、学校とかで行う体験会の質問とは少し異なりそれもまた面白かったです!】と掲載されており、とても嬉しい。
 誰もが楽しめるスポーツ「ボッチャ」は、パラリンピックの正式種目である。
高橋選手は、インパクトあるキノコヘアスタイルなので、競技に出場した際は、すぐ気付き応援できるはず。活躍に期待!!今回参加した方達は、ルールも学んで、観戦する楽しみが倍増だ。

2.LiveTalk(ライブトーク)講演&体験&対談
 平成29年9月1日(金)夜7時から9時 参加者46名
 松田善機さんの講演(富士通でのライブトーク開発経緯や、自身の生い立ち)の後、ライブトーク体験、松田さんと戸田市議会議員の佐藤太信さんの対談の流れ。
 ライブトークとは、音声認識によるコミュニケーション支援のソフトウェアである。
 会議や打ち合わせなど複数人でのコミュニケーションが求められる場において、発言を音声認識し、即時テキストに自動変換して複数のパソコン画面に表示することで、参加者全員が同時に情報を共有でき、聴覚障害者や外国語話者も、筆記や通訳による支援を介さず、会話に参加できる。そんなソフトを実際に何名かに体験してもらうと、音声がこんなにも早く文章になるものなのか!と驚きの声が聞こえた。
 このソフトによって、今までにないコミュニケーション手段の選択肢が増えたことにも感銘したが、開発者の松田さんと、使用経験者の市議会議員の佐藤さんとの対談も本音が垣間見られて、貴重な時間となり良かったと思う。
 これから更に改良を重ね、発言者の音声に限らず、あらゆる音が見える化された時には、どこまでの音を文字にできるのか確認したい。
 松田さんの周囲に慕われる人柄の良さが写真撮影においてもみられた。それは松田さんが障害者福祉会館に掲示していた講演案内ポスターの隣に立った時のこと。ポスターには大きな誤りがあり、イラストの手の平と甲を反対に描いているため、イラストの手の形を真似したくても叶わない。
 松田さんは、絵が大変得意であり、筑波技術短期大学(現 筑波技術大学)という視覚障害・聴覚障害者を対象とした大学でデザインを専攻されたという。ライブトークも2015年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、「グッドデザイン・ベスト100」を受賞している。そんな方がポスターを見て、喜んでくださった。感謝。今回も、私たちにとって良い出会いとなった。

 ==次回に続く===
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【文責:戸田市手話通訳問題研究会 「手話のまち“go-go”プロジェクトメンバー」江島由美】
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 掲載:TOMATOホームページ事務局(校正M.Y/編集S.Y)(2018/03/27)
 
情報掲載日:2018/06/14
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