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ホーム > 文化・趣味・レクレーション全般 > 文化趣味特集No.17 『戸田市内の神社をめぐる案内 掲載3回目(前半)』(H29.07.26)

 
 市内の神社案内シリーズ、今回は「史ある記マップ」の「笹目・早瀬コース」を大宮バイパスから東側(前半)と西側(後半)に分けてご案内します。

 まず、「笹目」は笹目1丁目から9丁目、同じく笹目南町、同北町、早瀬を指すと思われていますが、本来この辺りは中世の笹目郷の一部で、近世以降の下笹目村と惣右衛門村、及び内谷村の一部の区域に当たっていました。

「戸田の地名」(戸田市発行)よると、笹目の語源について「新編武蔵風土記稿」には「むかしむかし、相州(相模の国=神奈川県)笹目谷の者が来て開発したからだといわれている」、また「笹目僧正の領地だったからだ」とも書いているが、定かなことは分からない、のだそうです。

 ちなみに、ネットで探すと、鎌倉市には笹目町があり、また、笹目僧正について書いた記事もあります。


≪谷口の稲荷社と真福寺≫

「史ある記マップ」では、笹目・早瀬コースは、谷口の稲荷社と真福寺から始まります。しかし、一目で分かるとおり他の見どころから離れているので、図書館や郷土博物館に行った折に足を延ばしていただくことをお勧めします。

 谷口の稲荷社について、「戸田むかし史ある記」(昭和58年戸田市教育委員会編集・発行)は「惣右衛門地区の鎮守として古くからあがめられている。享保5年(1720)に正一位神位を授けられていると言われている。
 また、この稲荷社は、昔近くの峰岸家の屋敷神として祀られていたとも伝えられている。」などと書いています。
 
 夏祈祷では、珍しい百万遍の行事があります。拝殿に集まった氏子の人々が神主のお祓いや祝詞奏上の後、病気平癒・疫病退散などを祈り、境内で大きな数珠を持ち、大きな輪を作ります。

 鉦の音頭に合わせて、皆で「南無阿弥陀仏」「ナムアミダンブツ」と唱えます。それが終わると近くの真福寺に移動して、同じように百万遍をしています。

 境内には、鳥居、力石や文字の庚申塔があります。また百万遍の様子を中心とした説明板が設置してあります。

≪真福寺≫

 真福寺は、薬王山真福寺と言い、本尊は薬師如来だそうです。
 このお寺は惣右衛門(谷口)の鎮守である稲荷社の別当寺院(神社と寺を一緒に祭る「神仏習合」の時代に神社を管理するお寺)でもありました。また、谷口はかつて惣右衛門村でした。

 惣右衛門という人が村を開いたのだそうで、その家は代々惣右衛門を名乗りました。この墓地には旧惣右衛門村名主の代々の墓もあるそうです。


≪宝暦の庚申塔、滋眼寺≫

 まず、コンパルの東、圃中公園にある「宝暦の庚申塔」、市指定文化財です。

 庚申塔は集落の境に立てることも多く、悪疫の侵入を防ぎ、道標としての役目を果たすこともありました。

 この塔は笹目村の講中50人で建立したものです。大きさや彫像の立派さなどで市内の庚申塔の代表的なものですが、磨滅がひどいのが残念です。
「以前、ねぎの橋たもとに、搭の下半身が埋まっていたもの」だそうで、だから大切にされないのかも知れません。市内には今も近所の人たちの心に生きている庚申塔があるのに、と思うと申し訳ない気がしてきます。

≪最勝寺≫

 最勝寺はコンパルから北進した道際にあります。「新編武蔵風土記稿」には寺の近くに「最勝寺釜」と呼ぶ大きな池があり、美女木八幡の鐘はその池から引き上げた鐘だとの言い伝えがある、と書いています。

 池から上がった鐘は八幡へ行きたい、と鳴ったそうです。いまでは、道路が整備され住宅が建って、池があったなどと想像できませんが。本堂近くに宝篋印塔や六地蔵があります。
 前半はここまで、後半(8月)の掲載をお楽しみに!!ヽ(^o^)丿


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【文責:≪戸田歴史ガイドの会≫ 山中 勇夫】
 ★団体ページは下記URLをご覧ください。
  http://genki365.net/gnkt01/mypage/index.php?gid=G0000122
 ★掲載1回目・2回目は下記URLをご覧ください。
  ☆文化趣味特集No.15 『戸田市内の神社をめぐる案内』 掲載1回目
  https://genki365.net/gnkt01/pub/sheet.php?id=116660
  ☆文化趣味特集No.16 『戸田市内の神社をめぐる案内』 掲載2回目
  https://genki365.net/gnkt01/sec_society/s_sheet.php?id=117860&ver=19
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  掲載:TOMATOホームページ事務局(編集S.Y/校正M.Y)(2017/07/26)
 
情報掲載日:2017/07/30
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