さいたま市私立保育園協会食育部会が「埼玉県の郷土料理」をテーマに調理講習会を開催しました。
献立は「北本トマトカレー、みそポテト、すったて」です。その中から、「すったて」を紹介します。
「すったて」の名前の由来は「すりたて」からきています。みそやごま、野菜などをすり混ぜて、出汁で伸ばして作ります。
今回の調理実習では、すったて汁につけるうどんも手作りしました。普通のうどんは食塩を加えて捏ね上げますが、スキムミルクを食塩の代わりに使用します。減塩やカルシウム強化の効果があります。
材料
(5〜6人分)
【手打ちうどん】
中力粉(うどん用):500g
スキムミルク :25g
水 :225〜240cc(粉の45〜48%)
[打ち粉]片栗粉:適量
【すったて汁】
すりごま:大さじ1
大葉 :3枚
きゅうり:1/2本
みょうが:2個
A 白練りごま:大さじ3
みそ :大さじ2
しょうゆ :大さじ2
砂糖 :大さじ2
出汁:150cc
作り方
【手打ちうどん】
1 粉をボールに入れる。スキムミルクを水で溶き、粉に混ぜながら少しづつ加えポロポロの状態にする。
2 生地を1つまとまりになるように捏ね上げる。1つにまとまったら、濡れ布巾をかけ30分休ませる。
3 休ませた生地をもう1度捏ね上げ、再度30分休ませる。
4 台に打ち粉をし、生地を麺棒で伸ばす。屏風たたみにして端から切っていく。たっぷりの湯で茹でて、冷水でよく洗いざるにあげる。
【すったて汁】
1 大葉は千切り、きゅうりは半月切り、みょうがは薄切りにしておく。
2 ボールにAの材料を合わせ、出汁で伸ばしたところに1の野菜とすりごまを加え、冷蔵庫で冷やす。
3 すったて汁にうどんをつけながらいただく。