6月11日は暦の上では「入梅(にゅうばい)」です。
「つゆ」のことを梅(うめ)に雨(あめ)と書くように、6月は梅の実が取れる季節です。
今日は、日本の古くからの保存食の一つ「梅干し」についてお話します。梅干しと聞いただけで唾がでるように、梅干しは、とてもすっぱいですが、このすっぱさが体にとても良い働きをします。まず、からだの疲れをなおします。そして、胃や腸の働きを良くします。
丈夫で元気なお年寄りに聞くと「いつも梅干しを食べています」と答える人がたくさんいます。
「梅はその日の難のがれ」ということわざがありますが、これは、朝梅干しを食べると、その日一日を無事に過ごせるということです。実際に梅干しには殺菌効果があります。食べ物の腐敗を防ぐので食あたりを予防します。昔から、おにぎりやお弁当に梅干しを入れたのは、理にかなったことだったのですね。
今日はこの梅干しをご飯に炊き込んだ梅ごはんです。残さず食べましょう。
平成26年6月 片柳中学校給食献立