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栽培実習「ニンジン収穫」活動ご報告

 今年度の栽培実習年中行事として「ジャガイモ堀り」「サツマイモ掘り」など予定しておりますが、園活動でも身近にできる実習としてプランターによる「ニンジン栽培」を実施しております。
 収穫までの道のりとしては、
  ・種を「筋蒔き(すじまき)」する。
  ・間引きをする。
  ・水やりをする。
  ・他
大別して4項目でありました。
 天候も良かったので、プランターが置いてある場所まで一緒に向かっての収穫となりました。
 しかし・・・「何か変だぞ」という気持ちがこみ上げてきた子供達・・・。

 プランターを目の前にして「何か変」「何かオカシイ」などなど。画像のとおり、ニンジンの葉っぱという葉っぱが殆どありません!!
 「さあ、何があったのか?」
 正解は、鳥にむしりとられたからです。
「ニンジンは、葉っぱから太陽の 光を浴びて育つ」
「根っこから、水分や栄養分を吸 収して育つ」

「そのどちらかが欠落すると、生長が停止するんだよ」

「なるほどねぇ」

「大きくなるまで、見続けられたらよかった・・・」

「見続けたら夜は園が閉まっちゃ うよ??」

「お化けがくるから嫌だ!!」

「・・・」
 
 生長が停まってしまった「小さいニンジン」を収穫することにしました。
 茎の根元を指で強く押さえながら真上に引っこ抜く。というコツを手本交えて教えた後、順番に収穫を開始しました。
「ニンジンが曲がっている!!」

「それはね、間引き過ぎたからって一度抜いたニンジンを(うめ)戻したからだよ。」

 結果的に「失敗」でした。しかし、もともと予想していた通りでした。
 コンクリートで、自然(みどり)が少ない環境下において、プランターによる作物が、野生動物においては「緑の楽園」と見られるのは必然であると同時に、結果も自ずと予想できます。
 しかし、子供達がそのような事を知る筈もありません。子供達には、こう伝えました。

「今月に行くサツマイモ掘りの畑の横に、ニンジンも育てているよ」
「今日のニンジンと畑のニンジンを比べてみようよ」
「だから、ただ食べるだけでなく覚えていてね」
僅かな「楽園」で育てた作物。
自然に「溶け込んだ環境」で育 てた作物との違いを、次回のサツマイモ収穫体験の時に経験してまいります。そちらもお楽しみに。
 
 
 
 
この情報は、「認定こども園 岩槻ひかり」により登録されました
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