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栽培実習(じゃがいも等収穫体験)ご報告(H25/7/3実施)

 年中行事である「じゃがいも掘り」を、7月3日(水)に実施いたしました。対象クラスは4歳児クラスと5歳児クラスです。
 当日の週と前週の2週間を予備期間として、梅雨の合間を狙って天候の良い日を待っておりました。前日に雨が降ってしまうと土がドロドロとしてしまい、収穫しにくいのです。ちょうど前々日から天候も回復し当日は曇りという好タイミング。翌日は大雨でした。やはり子どもたちは何かを「持っている」のだな。と感じました。

 収穫地は、お馴染み「茨城県古河市」にある「白瀬先生」の畑です。
 今回から電車を使わずに、車で行くことにしました。クラス人数が増え、駅から畑までが難しくなったためです。でも、直接畑まで行くことなく、1.5キロ離れた親水公園の駐車場から歩いて畑にたどり着く。という行程を加えました。これには狙いがあります。のちほど。
 一面のどかな風景に、すっと溶け込んでいくかのように子どもたちは最初は静かに、徐々に笑い声絶えない収穫となりました。
 自分たちが持って帰る分を、それぞれ持参した袋に夢中で入れていました。
 時折、姿を現す「アマガエル」に歓声を上げていました。土しかない場所のアマガエルは土の色。草がたくさん生えているところのアマガエルは綺麗な緑色。この違いとその訳をチョロっと教えると「ふ〜ん」と言い、黙々とじゃがいもを掘っていました。
 「もっと土を深く掘ってみなさい」という掛け声のもと、白瀬先生の近くにはゴッソリと未収穫のじゃがいもが!!みんなで夢中になって袋に入れていました。
 じゃがいも掘りが終了した後は、他の作物の様子を見に行きました。
 画像は、カボチャ(坊ちゃんカボチャ)の畑での一幕です。
 ここは、キュウリです。大きくなりすぎた巨大なキュウリに驚いていました。そして、キュウリの「トゲトゲ」が初めてのようで持つときに躊躇していました。
 
 自分で収穫した物は、自分で持って帰る。一見簡単そうな決まり事ですが、子ども達にとっては難しいのです。
 夢中になって袋に入れる。ふと我に返って、自分で持って帰る。重いのは当然ですね。「自分で持って帰れるかな」と何回か声かけをしながらも、ついつい袋は大きくなりがちです。
 途中で何回か休みながらも、自分たちの力で歩き、親水公園まで辿り着くことができました。
 約束・決まり事を守る大切さを身を持って理解してもらうためでもあります。もう一つわかってもらいたかったことは、ほんの一部分でありますが、料理に使う材料がこうやって出来上がるんだ。ということが少しでも通じてもらえたら
「作物を作ってくれる方に感謝」
「料理を作ってくれる方に感謝」
「広い大地に自然に対して感謝」
という気持ちが芽生えるのではないかなと願っています。
 親水公園に辿り着いた後は、一面のシロツメクサのもとで昼食をとりました。
 曇りという天候に恵まれて、時折心地よい風に吹かれながら、保護者が作ってくれた「お弁当」に笑顔こぼれる子ども達でした。
 昼食後、休憩をはさみつつ、おやつを頬張り。緑の広場で思い思いに遊ぶことにしました。
 少し歩くだけで「ピョンピョン」とショウリョウバッタ(おんぶバッタ)が沢山!!掴み方を教えると、女子でも簡単にバッタをつかむことができました。
 秋にはサツマイモ掘りを予定しています。その前に若しくはその後にも、収穫体験を交えつつ計画を立てようと考えております。子どもたちには四季を通じて移ろいある体験・経験を重ねてもらいたいと願いつつ、本収穫体験も楽しく終了となりました。
この情報は、「認定こども園 岩槻ひかり」により登録されました
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