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【調理作業】
豚肉の角煮風の調理作業は、下処理では2100枚もの豚バラ肉のスライスを手で巻いて、かたくり粉をまぶしています。シェフも一緒に肉を巻く作業をしています。その肉を蒸す(焼く)調理をした後、甘辛いたれを絡めます。シェフのアイデアの調理法でしたが、煮込む時間が取れない給食の調理でも「美味しく」完成することができました。
この作業には8人ほどの調理員さんで、2時間位かかりましたが、一生懸命に作業に取り組んでいただいたことに「感謝」しかありません。
生徒からは「はじめてのメニューで美味しさを体験できました」とありました。はんぺんのすまし汁には、いつもの倍の昆布を使用しました。生徒からは「だしの味や風味が、ほかの料理と調和してとてもおいしかった」という感想が聞かれました。
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【シェフとの会食】
シェフ給食当日は、学校に副教育長を迎えて1年1組の生徒たちと一緒に会食をしました。写真はクラスで校長先生から繁田シェフ、副教育長の紹介を行っているところです。
副教育長の隣で食べることになった給食委員のT君は、校長先生から「おもてなし、頼むぞ」と声をかけられ緊張した様子でした。
特別に、いつもの給食食器と違った、給食委員だけ「和食器」に盛り付けられた料理は、味が特段によくなった感じがするなどの感想がありました。
副教育長からは「クラスの雰囲気が明るくとってもよいですね」とのコメントもいただきました。残りもなく、豚の角煮風やパンナコッタは普段の給食ではなかなかできないメニューなので大変好評でした。 |
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【和食について】
今回のシェフ給食では、「和食」にこだわった点が二つありました。
一つ目は、繁田シェフを迎えて講演会を実施したことです。(写真)1年生は、1月に未来くるワークでいろいろな職業体験学習を行います。そこに向けて、働くことの意義や喜び、お客様へのサービスの大切さ、こころがまえを聞くことができました。
二つ目は、本校3年生の総合的な学習の時間で「和食文化」を取り上げて、調べ学習や発表を行うことです。和食がもつ「おもてなし」の文化や食器へのこだわり、「うまみ」と出汁の関係などを、給食を通して体験してほしかったからです。
生徒からは、「最近学習した和食器で食べると雰囲気も味も変わることを体験できてよかったです」「洋食のシェフ給食(小学校)との違いも体験できて和食の良さを感じました」とありました。 |
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