さいたま市保育課
                               

防災食について学びました(岸町保育園)

     〜3.11を忘れない…〜

 5年前の平成23年3月11日14時46分に東日本大震災がありました。
 現在の5歳児が0歳児の時の災害でした。当時の災害の様子は記憶にないけれど、忘れてほしくないという思いから防災について学ぶ機会を作りました。
 当時の担任が偶然、現在の5歳児の担任のため、振り返りながら説明をし、備蓄している食糧について学びました。

「みんながひよこ組(0歳児クラス)の時、そろそろお昼寝からおきるかなぁと思っていたら大きな地震がありました。」
「聞いたことある…」
「先生は、おんぶやだっこをしたり、お布団をかぶせて大丈夫!とトントンしたりしました。」 
 「ちょうど今、2時46分に大きな地震があってたくさんの方が亡くなられました。」
 子ども達と保育士は黙とうを捧げました。
 保育園では災害時の食糧としてα化米(お湯や水で戻るお米)のごはんやお粥、クラッカー等、菓子類、水などを備蓄しています。
 調理師からα化米について説明がありました。
「これは、災害が発生した時に食べるごはんです」
   〜戻す前のお米確認!〜

 調理師がさらさらのα化米をお皿にいれました。
「どんなお米なのか触ってみようか!」
 初めて見るα化米に子どもたちは興味津々です。
    〜はっけん!〜

「せんせい!さらさらだけど、おしょうゆの香りがするよ!」
「さらさらというか、かたいよ!これじゃ、食べられないよ…」
    〜かくにん!〜

 お湯で戻して15分たちました。
「あれ!やわらかい!これなら食べられるね」
「いい匂いがする!食べようよ!」
 子どもたちは、一人一人自分のおにぎりを作り、今日は、ビニールシートの上で食べました。
 子どもたちの感想は…
「もちもちしていておいしい!」
 災害時でも、備蓄用のα化米と水があればごはんが食べられることを学びました。
   〜保護者への説明〜

 園の防災倉庫に備蓄してあるα化米を見せて、食べて、防災食について学んだことを保護者へ伝えました。
 

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