さいたま市保育課
                               

子どもの育ちを支える保育所の食育(鈴谷東保育園)

 乳幼児期は生涯を支える食行動や食習慣の基盤を形成する重要な時期です。
 さいたま市立鈴谷東保育園ではさまざまな食事体験や豊かな食事環境のなかで子どもたちの成長を育んでいます。
 乳幼児期で得た体験が「生きる力」「食を営む力」の基礎になります。
 今回は、4月から数か月かけて育てた大豆からきなこを作りました。

     6月23日
 
 4月下旬に園庭に植えた枝豆の苗に実が付きました。
保育士は、枝豆は成長すると大豆になることを伝えました。
「たくさんできるといいね!」
 8本の苗に大きな枝豆ができました。みんなで4本の苗のおいしい枝豆を食べて、残りの4本の苗は、畑に残して大豆になるのを待ちました。
「大豆は、きな粉、豆腐、醤油に変身するよ!」
「え!きなこ?作ってみたい!」
「じゃあ、みんなで作ってみようね!」
 ひもで縛って廊下に干して、からからになるまで乾燥させました。
「茶色になっちゃったよ…」
「大丈夫!これがきな粉のもとです!」 
 5歳児クラスです。みんなでさやから大豆を取り出しました。
「ほんとうにきな粉ができるのかな…」
 みんなでさやから大豆をとりだしたら、こんなにたくさんの豆が出てきました。
 保育士が大豆を炒りました。
 いよいよきな粉作りです。
 まず、ビニール袋に大豆を入れてタオルの上から麺棒でたたきました。
 たたいた大豆の実と皮を分けました。
「こんなにかたい豆がきな粉になるのかなぁ?」
「大丈夫!サラサラなきな粉ができるよ!」
 すり鉢でごりごりと大豆をすりつぶしました。
 仕上げはフードプロセッサーです。
「うわーどんどん粉になっていく!」
 きな粉ができました。
「やったー!できた!」
「いいにおいだね!」
「本当のきな粉とおんなじにおいがする!」

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さいたま市 食育・健康なび