さいたま市保育課
                               

食べ物の不思議を知る!(桜木保育園)

 〜心豊かな子どもの育成を目指して〜
 
 保育園の給食はさまざまな食品を使用しています。
 桜木保育園では「食べることや食材に興味を持ち、食に触れることを楽しむ」ことを目的に「季節の野菜・食べ物に触れ、食材の名前を知り、興味を持って食べる」食育の取り組みを実践しています。

 当日の給食やおやつに使用する季節の旬の食材を配布し、子どもたちは調理される前の食材の状態を見たり、さわったり、においを確かめたりし、五感で確認します。
 調理の前と後の状態の変化を知り、給食のどこに入っているのか探して食べてみようとする姿がみられました。食べる意欲が育っています。
先生「これはにんにくだよ!においをかいでみる?」
子どもたち「うわ〜ちょっとくさい!」
先生「これがカレーに入るとおいしい味に変身するんだよ!」
子どもたちは食べ物のひみつをまた一つ知りました。
 乾物(春雨、ひじき、切干大根、麩、干し椎茸、高野豆腐)の観察をしました。
戻す前と後の状態からたくさんの発見がありました。
「カチンカチンの高野豆腐が戻すとふわふわになって触るときもちいいね!」
「きなこのにおいがするね!」
「もどすとこんなに重くなるんだね」
 9つの白い粉(小麦粉、米粉、片栗粉、白玉粉、パン粉、ベーキングパウダー、スキムミルク、塩、砂糖)の観察をしました。
「米粉って知ってる!」
「ココアケーキにも入っていたよ」と以前食べたおやつを思い出す姿もありました。
 見比べてみてもなかなか違いがわかりません。
 そこで、子どもたちは光にあててみたり、近くで見たりと工夫しながら違いを探していました。
「においがしない粉と、おいしいにおいがある粉があるね」
「さわってみよう!」
「さらさらする!つるつるする!ざらざらしているよ!」
並べて、比べて見ることで、子どもたちが自分たちで発見したり考えたりしながら興味をもってくれました。
 カレーの中に入っている調味料とかくし味(ソース、ケチャップ、塩、こしょう、カレー粉、にんにく、しょうが、バター、しょうゆ、スキムミルク、いちごジャム)です。
 子どもたちに大人気のカレーですがたくさんの隠し味があることは知りませんでした。
 カレーの隠し味は季節ごとに変わります。今日のカレーにはイチゴジャムが入っています。
「えっ〜!いちごジャムが入っているなんて信じられないね!」
 りんごのおいしい時期にはりんごが入るので、毎月食材を子どもたちに見せて違いを発見しています。
「こんなにたくさんの、かくし味がはいっているから保育園のカレーはおいしいんだね!」

 食への興味・関心が育つような取り組みをこれからも継続していきます!

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