さいたま市教育委員会 健康教育課
                               

さいたま市立南浦和小学校平成26年11月6日(木)地元シェフによる学校給食

【献立】
 ロールパン、牛乳、豚バラ肉の柔らか煮フルーツソース、さいたま市産小松菜と蒸し鶏のサラダ、さつまいものクリームスープ、ショコラムース、ブラッドオレンジのジュレ添え
【地場産の食材】
 小松菜
【献立の紹介】
 甘味・塩味・苦味・酸味・うま味の5つの味を基本に、児童にふだん食べたことのない味の組み合わせを体験させたいという思いで考えた献立です。
 大きな一枚肉にはパイナップルやりんごの入ったフルーティーなソースをかけました。肉に甘いソースの組み合わせは好みが分かれるのではと心配でしたが、一番好きだったメニューにこちらをあげる児童が多いほど、とても好評でした。
 サラダにはさいたま市の名産品である小松菜を使用しました。水菜とささみを加え、マヨネーズとマスタードで和えました。マスタードのピリッとした辛味が、献立全体のアクセントになっています。小松菜が苦手な児童も、おいしく食べることができたようです。
 スープには今が旬のさつまいもを使用しました。加えた調味料はブイヨンと塩こしょうのみで、素材そのものの甘味を味わってもらいました。
 デザートは甘味をおさえ、チョコレートの持つ苦味を味わってもらったショコラムースです。ムースの上には酸味の強いブラッドオレンジのジュレをかけました。まずは別々に、その後いっしょに食べ、苦味と酸味のハーモニーを味わってもらいました。少し大人っぽい味の組み合わせですが、おいしく食べていました。
 全体量が多かったにもかかわらず、みな完食で、残菜も1%に満たなかったです。

 シェフ給食当日は、毛塚シェフをお招きして、朝の全校集会をひらきました。校長先生からのお話やシェフによる献立紹介の後は、インタビュータイム。シェフが料理人になったきっかけや、得意な料理、休日の過ごし方などをインタビューしました。
 給食の時間には、毛塚シェフに各学級を訪問していただきました。どの学級の児童も間近で見るシェフに大興奮!質問したい児童に手を挙げてもらうと、たくさんの手が挙がりました。「なんでこんなにおいしい料理が作れるのですか?」という質問には、シェフは「何より大切なのは、おいしい料理を食べさせたい、みんなに喜んでもらいたいという気持ちです。」とお答えになっていました。直接シェフと触れ合うことで、児童の食に対する興味や関心がより高まったのはもちろん、将来の夢や自分のつきたい職業を考えるきっかけにもなったのではないでしょうか。
 児童は給食を食べる際、集会でシェフがお話ししたくれたこと(鼻をつまんでスープを口に入れ、5秒数えてからはなす)を実践し、「おいしくなった!」「味が一気に広がった!」と驚いていました。給食後の児童の感想を見ると、「鼻をつまんでいた指を離すと、今までで一番おいしいスープの味がしました。」という言葉や「今回味わって食べたら食材の味がよく分かりました。今まではゆっくり味わって食べていなかったので、これからは味わって食べようと思います。」といった言葉がありました。

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