さいたま市保育課
                               

バケツ稲作に挑戦!(宮原保育園)

 保育園では、年間食育計画に基づき1年の間に、季節に応じた様々な行事が行われています。
 さいたま市立宮原保育園ではベランダでバケツ稲作に挑戦しました。4月に種もみを発芽させることから始め、子ども達と保育士が大切に育て、9月に宮原保育園ブランド米を収穫しました。

 お米づくりは、種もみを発芽させ、苗を育てることから始めました。良い種もみを選ぶには塩水を使います。良い種もみは塩水に入れると沈みます。4月15日に種もみを水に浸しました。
 毎日水を取り換えました。
 発芽した種もみをバケツに植えました。
 バケツに土、肥料、水を入れて土づくりをし、種を蒔きました。
「手がどろどろでも楽しいね!」 「やさしくやさしく土をバケツに入れようね!」
 みんなで…大きくな〜れ!
 保育士もいっしょに植えました。お米を育てるときに大切なのは水の量です。
 種もみをまく時の水の量は土の表面がひたるくらいにします。多すぎると芽の生長が遅れるので慎重にやりました。
 大きく育つように、太くて元気そうな苗を残してあとは抜いて、苗と苗の間かくがあくように本数を調整します。間引きは元気な苗をさらに大きく育てるための工夫です。
 カラフルなバケツに苗が育っています。
 背たけもぐんぐんのびて、8月ころになるとイネは穂をつける準備をします。この頃、茎の上の方を注意して見ると、今までは先端の葉のつけ根の部分から出ていた、とがった葉の先が出なくなります。
 8月下旬の頃、穂がのびてくると、緑色のもみがたくさんつきました。イネの花はこのもみが割れるようにして咲きました。
 もみが黄色に色づくまでに10日間ぐらいかかりました。「お米枯れちゃったの?」と心配する声に「これはお米になる準備をしているんだよ」と伝えました。穂が重そうにたれ下がってきたら収穫です。
 9月中旬、葉も実も黄色くなったら稲かりです。根元からかり取って、たばにしました。稲のたばはベランダに穂を下にしてかけ、雨にあたらないようによくほします。7〜10日間ほどで、乾燥は終わりです。
 もうすぐ新米を味わえます。

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