さいたま市保育課
                               

乳児期の食育活動を紹介します。(エンゼル保育園)

 エンゼル保育園は0〜2歳児までの定員30名の小さな保育園で、園児の食への興味を引き出すために、1年を通して園児が食品に触れる食育活動を実施しています。今回はその中から「じゃがいも観察」、「キャベツちぎり」、「わかめもどし」の活動を紹介します。
 エンゼル保育園ではその他にもグリーンピースの豆とり、こんにゃくちぎり、ピーマンの種取りなどの活動や、ケーキのデコレーションやおはぎ作りなどを行い、低年齢児でも無理なく取り組める食育を実施しています。

「じゃがいも観察」
 6月に0〜2歳児を対象に、収穫直後の泥つきのじゃがいもを見せ、触れてみました。
 栄養士がじゃがいもは土の中で育ち、栄養を蓄えて大きくなることを話しました。
「これは根っこなの?」
「なんでこんなに大きくなったの?」
 子どもたちは興味津々でした。
 午後のおやつに「じゃがバター」として提供したところ、
「じゃがいもは土のなかでできたんだよ!」
「ホクホクしておいしい!」
と言ってほおばっていました。
「キャベツちぎり」
 6月に2歳児を対象に、丸のままのキャベツに触れ、一人一人がちぎる体験をしました。
 丸のままのキャベツを順番に持ってみました。
「重〜い!」
 キャベツはたくさんの葉が重なってできていることを話しました。
 キャベツの葉をはがし、一人一人に配ります。ちぎり方を説明し、取り掛かります。
「パリパリしている!」
 早くちぎる子、小さくちぎる子などさまざまです。
 ちぎったキャベツは「キャベツと絹さやのサラダ」として給食に提供し、大好評でした。
「わかめもどし」
 8月に2歳児を対象に、乾燥わかめが水を吸って大きくなる様子を観察しました。
 乾燥わかめを触ってみます。
「黒い!」
「かたい!」
 初めて触る子もいて、興味津々でした。
 乾燥わかめを水の中にいれてみます。
 「どうなるんだろう?」
 水を吸って少しずつふやけていきます。
 「大きくなった!」
 「緑になった!」
 水で戻したわかめは「わかめのさっぱりうどん」として給食に提供し大人気でした。

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さいたま市 食育・健康なび