さいたま市保育課
                               

生のかつおを使った解体ショーを行いました。(あおぞら保育園)

 今が旬のかつおを使った食育を紹介します。あおぞら保育園では10月19日(食育の日)に3、4、5歳児、保育園併設の子育て支援センターを利用している子どもとその保護者を対象に、生のかつおの解体ショーを行いました。海で釣ったかつおが給食に並ぶまでの流れを五感で感じ取ることができました。かつおの命をいただいていることを実感することにより、市の食育目標の1つである「『まごころに感謝して』食べる」ことに繋げていきます。
 あおぞら保育園ではその他にも野菜の栽培やクッキング保育など様々な食育に積極的に取り組んでいます。また、子育て支援センターでは離乳食の作り方の実演を行うなど地域の食育の拠点となっています。

 海で泳いでいるかつお。どこにいるのかな?
 竿を使ってかつおを釣ります。
「よいしょ!よいしょ!」
「園長先生がんばれ〜!!」
 かつおが釣れました。
「すごーい!」
「大きい!」
「え?本物の魚だよ!!」
 まず硬いうろこを削いで、頭から包丁を入れます。
「パリパリって音がする〜うろこかな?」
「血が出てきた〜!!かわいそう」
「かつおの命をいただいているんだよ。みんなの体の栄養になるんだよ。」
 頭をもぎ取るようにすると腹わた(内臓)が取れます。
「ここが心臓、ここが胃袋だよ。胃袋の中にはかつおが食べたいわしが入っているよ。」
 骨にそって包丁を入れて三枚におろし、骨や硬い皮を取ります。
 子どもたちは興味津々。
「へ〜そうなんだ〜!!」
「園長先生すご〜い!!」
「魚のおなかにちいさな魚が入っているよ!!!」
 生のかつおとかつお節の匂いを比べます。
「生のかつおはくさい〜!」
「かつお節はいい匂いがする〜!」
「生のかつおは空気と触れることで臭くなるんだよ。それをお日様に干すことで旨み成分が集まってきて美味しそうな匂いに変わるんだよ。」
 切り身にし、さらに細長く切っていきます。
 「美味しそう〜!!」
 
 スティック状に切ったかつおにしょうゆ、みりん、にんにくで下味をつけ片栗粉をまぶして揚げました。子どもたちは午後のおやつとして食べ、とても美味しいと大好評でした。

前のページへ戻る
さいたま市 食育・健康なび