一般社団法人新宿NPOネットワーク協議会
                           

第45回“市民とNPOの交流サロン”『調査や評価を通じて市民参加型社会の実現を後押しする活動について』

平成24年6月25日(月)高齢者福祉施設『神楽坂』にて、第45回“市民とNPOの交流サロン”を開催しました。今回は語り手に【NPO法人市民シンクタンクひと・まち社】をお迎えして、団体の概要、活動事例紹介をしていただきました。市民シンクタンクひと・まち社は暮らしに関わる調査、講座開催、福祉サービスの第三者評価事業、市民の相談員研修などNPOや市民活動のサポートを行っている団体です。

1998年任意団体として設立、翌年より5年間の「介護保険制度検証のための基礎調査」を開始されました。都内高齢者約500人の定点調査で年2回で合計10回の調査をされました。複数年にわたる調査をひとまち社から提案されたそうです。そこには、介護保険制度導入前からサービスを受けている人が、導入後も変わらないサービスを受けられるか?また、高齢者の変化に伴うサービスができているのか?といったことを調査することを目的とされていたからだそうです。定点調査という方式で行うため、対象者と親しくなるにつれて、調査員は様々な相談を受けるようになるそうです。そこから、地域で相談ができる人が求められていることを感じ、市民相談員研修を開始することになったそうです。練馬、世田谷では、相談員が複数人集まって、行政と協働して相談センターを開設されています。
2002年にNPO法人の認証を取得し、同年に東京都福祉サービス第三者評価機関の認証を受け、今日にいたっています。評価のしくみは、アンケート、聞きとり調査、場面観察といった手法で行われる利用者調査と、事業者の自己評価を受け、訪問調査し、合議によって評価する事業評価の2つの評価手法から成っています。評価結果は「とうきょう福祉ナビゲーション」を通じて公表されています。開始から9年間で、207事業者を評価されています。
これまでの調査活動を通じて、高齢者の認知症の進行や障害などの理由で判断能力が低下した高齢者の増加、また独居や高齢者のみの世帯が増えて、自分の意思が十分に表現できない高齢者などへの対応が課題であると感じ、今年度は、「後見ニーズ」の調査と「市民後見人」の育成をすすめるために準備をされています。また、「子育て力を豊かにするための支援の実態調査」ということで、都会で子育てする親にどのような情報発信や支援がされているのかを保健センターの保健師などの関係者に実態調査をされるそうです。

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