一般社団法人新宿NPOネットワーク協議会
                           

第43回“市民とNPOの交流サロン”『バリアフリーの映画の普及で、誰でも映画が楽しめる社会をつくる活動』

平成24年4月23日(月)高齢者福祉施設「神楽坂」にて、第43回“市民とNPOの交流サロン”を開催しました。今回は語り手に「NPO法人ビーマップ」をお迎えして、団体の概要、活動事例紹介をしていただきました。ビーマップは、映画の音声ガイドや字幕を自主制作し、上映・ライブ公演活動を通して、バリアフリー映画の普及促進に努めている団体です。障害の有無にかかわらず皆で一緒に映画を“観て聴いて”感動を共有することで、共生社会の実現を目指しています。活動弁士であり、理事長の佐々木亜希子さんからご紹介いただきました。

ビーマップ(Bmap)は、barrier-free movies for all people を略した名称ですが、頭のBには、バリアフリー以外の意味もあるそうです。たとえば、befriend(大切な)、benefit(恩恵を与える)、beloved(大切な)、bounty(博愛)、bridge(橋をかける)、broad(広い)、breathe(吹き込む)など活動に対する様々な思いがBの文字にこめられているそうです。
障害者のための映画観賞支援は90年代からあったそうですが、健常者も一緒にというバリアフリー映画はありませんでした。映画プロデューサーの山上徹二郎氏より、佐々木さんに「活動弁士としての技術を活かし、一般の人も共に楽しめる音声ガイドを」というあらたな映画観賞の実現に協力を要請されたことから始まり、バリアフリー映画研究会の発足、バリアフリー映画講座の開催などを経て、2010年に非営利の任意団体として活動し、2011年8月にNPO法人としての認証を受けられ活動をされています。
現在、字幕付きの日本映画は年間50本ほどあるそうですが、音声ガイド付きの日本映画はごくわずかだそうです。音声ガイドの作成は、説明文を決め、試写して、たたき台をみんなで精査するという手順を経て出来上がる手間のかかる作業だそうです。音声ガイドをライブでされていますが、佐々木理事長を筆頭に、会員のほとんどの方がライブ音声ガイドができる技術を身につけていらっしゃるそうです。「映画は観られないと思っていたが、ガイドをいれていただいたので情景が分かってよかった。何十年ぶりで映画を観た気がした。」といった上映会後のご意見をいただいているというお話に、多くの人に必要とされている活動をされていることが伺えました。写真は、5月・6月に開催される上映会のご案内です。ライブ音声ガイドを体験してみませんか。

前のページへ戻る
新宿区民活動支援サイト 新宿キラミラネット