一般社団法人新宿NPOネットワーク協議会
                           

第40回 “市民とNPOの交流サロン”「ひとりで悩まず電話して!ホントにつらい時って誰にもいえないよね」

平成24年1月30日(月)高齢者福祉施設「神楽坂」にて、第40回“市民とNPOの交流サロン”を開催しました。今回は語り手に「NPO法人国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター」をお迎えして、団体の概要、活動事例紹介をしていただきました。東京自殺防止センターは、自殺を考えている人々、苦悩する人々に、感情面での支えを提供することを目的としたボランティア団体です。

 
   

“ビフレンダーズ”とは、“ビフレンティング(Be+friend+ing)「友となる、味方になる、助ける」をする人を指します。イギリスでボランティアによる自殺志願者の電話相談を始めた牧師であり、カウンセラーであったチャド・ヴァラー氏の活動に賛同した人々が「国際ビフレンダーズ」を組織しました。その活動が各国に広まり、20年後に憲章を基に統一理念で活動する組織となりました。日本では、大阪に始まり、現在全国各地に6ヵ所の支部があります。写真は、チャド・ヴァラー氏と西原明さん、由記子さんご夫妻です。由記子さんは、彼の理念に賛同して渡英し、研修を受け、大阪に自殺防止センターを開設しました。その後、東京にも自殺防止センターを開設されました。
自殺者の数は、10年以上も3万人を越えています。その数は年間の事故死者数の6倍にもなっています。東京の電話相談の受付時間は、夜8時(火曜日のみ夕方5時から)〜翌朝6時です。日中には、サポートする窓口がいろいろ開いていますが、夜には相談場所がないからだそうです。相談時間の間、4回線ある電話は鳴りっぱなしの状態だそうです。
お話の途中で参加者の方々に、「どんな時自殺を考えますか」という質問がありました。誰一人同じ答えはありませんでした。「悩みに耳を傾け、感情をありのままに共感して、受容するなら、孤独感、絶望感に満ちた相談者の重荷は軽くなる」とお話されていましたが、たしかに個々の悩みが違うから、決して教え諭す上下の関係ではなく、横並びの関係で、相談を受けなければ、相談者の心の不安は取り除けないだろうということがわかった気がしました。

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