奈良時代の天皇から一般の人びとまでの歌を集めた万葉集。
これに歌われた植物を万葉植物と呼んでいます。
鑑賞のための花から実用的な植物、現在では雑草とされているものまでさまざまです。 私たちが住む東大阪でも見られる万葉植物を順にご紹介します。
一般に“萬葉集”の文字を使いますが、ここでは万葉集で表記します。
花の名のひらがなは万葉名、カタカナは現代名です。
- をばな・すすき・かや(ススキ))イネ科 -
身近で利用価値のあった野草
秋の野草の中で最も身近な植物で、をばな・すすき・かやで50首あまりの歌に登 場します。
日本中のいたるところにに自生しています。群生している風景は美しく、銀色の穂 花も動物の尾のような穂花もともに風情があります。
ススキは屋根を葺く材料としての役割が大きく、「刈る」という言葉と共にあるス スキはこの用途のものでしょう。
(鳩まめ倶楽部 酒野晶子)
http://www.do-natteruno.com/con_c/c12/c12.html |
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