鳩まめ倶楽部

奥深い芸術に挑む 市民が学ぶ“写真術”

 「あなたは、好きなことをやれてますか?」と問われると、多くの人は、「そんなひまは
ない」という反応ではないでしょうか。日本では、「ひまがなくては好きなことができない」
という雰囲気が濃厚。でも、時代は変化しつつあります。時間を積極的に生み出し、仕
事と生活のバランスをとる新しいスタイルが生まれつつあります。土に親しんだり、踊っ
たりと、その内容は十人十色ですが・・・。今回の取材は、カメラで写真撮影を楽しむ人
々を訪ねました。

http://www.do-natteruno.com/con_c/c321/c321.html

 教室には15人程の人たち。初参加の人も、数人交じっています。まもなく、スライド映写機を使った講習が始まりました。講師はプロの写真家。今日のテーマは「滝」と「桜」のようです。講師が日本全国で撮り収めた写真を写しながら、解説がされます。参加者は、聞き漏らすまいと神経を集中します。
 講師から、構図のとりかたから靴の注意まで、実践的なアドバイスを受けます。暗闇の中でメモをとる人の姿も見受けられました。そのあと、各自が1か月の間に撮影した5枚ずつの写真を、講評してもらう時間です。和気あいあいの中にも、緊張感が漂います。
 写真教室の講師を務めるのは、花園東町在住、プロ写真家の大木利夫さん。全国を股にかけ、滝や桜の古木などを撮り続けて40年以上になります。
 今は、主に大阪の13の教室の講師を担当し、プライベートの撮影の時間もままならないとか。
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