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【開催報告】孤育てを減らして虐待を防ぐ 〜日常生活に関わり親子を支える協働の取り組み〜十思カフェVol.105

協働ステーション中央では、身近な社会課題やそれを解決する協働事例をテーマとしたトークイベント、十思カフェを開催しています。3月は一般の子育て家庭や、養育が困難な家庭への訪問型支援を行うNPO法人バディチーム代表・岡田妙子さんがゲストです。
2018年度の虐待相談件数が約16万件に達するなか、地域コミュニティの希薄化等を背景に、「近所に頼れる人がいない」「相談先がわからない」など地域から孤立する親子は少なくありません。そこで今回は、こうした問題を未然に防ぐための取り組みをお伺いしました。

まずは団体紹介から。バディチームは2007年、子育て支援と虐待防止を目的として設立された団体です。現在は都内を中心として、行政との協働で3つの訪問型支援を展開しています。^貳未了勸蕕堂板蹇ν椣藝て餡板蹐悗遼問型支援、⇔た堂板躬抉隋△修靴騰食の支援が必要な家庭のサポートです。これらの事業は、子育てパートナーやボランティアが各家庭に訪問し、家事や育児などの日常生活をサポートする形で運営しています。岡田さんは、親子の地域における孤立を防ぐために、各家庭のニーズに合った訪問型支援が重要だといいます。
ここからは前述の活動を一つひとつご紹介していきます。まず1つ目が一般の子育て家庭・養育困難家庭への訪問型支援です。子育てパートナーと呼ばれる支援者が家庭に出向いて家事や子どもの見守り、学習支援を行います。利用家庭の背景としては、経済的困難、保護者や子どもの病気・障がい、育児の負担・不安などがあるそう。バディチームは事務局として地域のネットワークづくりや利用者と行政の間の調整を行います。こうした活動を通じて孤育てを減らし、虐待防止につなげています。
2つ目は里親家庭支援。こちらは東京都との協働で実施しています。様々な事情で親と暮らせなくなった子どもを養育する里親家庭を訪問し、育児・家事のサポートを行っています。バディチームでは、施設や里親など、社会で子どもを支え・育てるとする「社会的養護」の考え方や里親制度についても、普及啓発を行っています。

3つ目は、食の支援が必要な家庭のサポートです。江戸川区との協働では、様々な事情で子ども食堂に行けない子どもたちのために、地域のボランティアが家庭を訪問して食事を作る「おうち食堂」を実施。区内企業と連携してお弁当の宅配もしています。また、世田谷区とも「おうちDEぽかぽかクッキング」と称し、家庭での食事づくりの支援を協働で行っています。こうした活動は、子育て支援に関心がある方のほか、シルバー人材にもボランティアとして活躍してもらうことで、地域の底力の掘り起こしになると岡田さんはいいます。
今回は、子育てや虐待防止の分野に問題意識を持った方々が多く参加しており、質問タイムでは関心の高さがうかがえる質問がたくさんありました。スタッフとのクロストークでは行政との連携がうまくいくポイントや、協働する上での組織運営の課題など、リアルなお話をしていただきました。
バディチームが直接親子に関わることで、日常生活の困りごとに寄り添った支援ができるのはもちろん、行政だけでは得ることができなかった情報を把握し、他の支援につなげることもできる――。まさに、NPOの強みを活かした協働の事例だとして、イベントを締めくくりました。

<子育てパートナーを募集中!>
バディチームでは、様々な事情で子育てに大変さを抱えているご家庭に伺い、親子に寄り添う活動を行う「子育てパートナー」を募集中です。
子育てや家事、ボランティア経験などが活かせます。週1回、2時間から歓迎。詳細はこちらをご覧ください。
http://buddy-team.com/index.php?blogid=5

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