協働ステーション中央

【開催報告】10/25(水)『トップマーケッターが語る社会課題解決の新時代』

企業とNPOが互いの「得意」を生かして新たな活動を創造する。そんな「共創」 をどのように生み出していけばいいのでしょうか。

3回シリーズの第1回は、株式会社エンゲージメント・ファースト 代表取締役/ 株式会社メンバーズ 執行役員の原裕さんと、株式会社 エンゲージメント・ ファースト Chief Shared Value Officerの萩谷衞厚さんをお招きし、社会課題の解決に訪れている新たな潮流をご紹介頂きました。

最初に、原さんより、変わりつつあるマーケティングの世界について解説をして頂きました。

企業マーケティングが変わらなければならない理由として、消費者の変化があります。若者・中高年世代は社会課題に興味がある割合が、他の世代に比べ多いことが調査から分かっています。特に、1980年代以降生まれを指す「ミレニアル世代」と呼ばれる若年層は、派手な消費を好まず、インターネットの利用が当たり前であり、社会貢献意識が高いとされます。

これからの若い世代にとって「社会課題解決は顧客のニーズ」となり、企業の対応力が試されています。
世界的には、企業の社会との関わり方は、これまでのCSR(Corporate Social Responsibility, 企業の社会的責任)から、CSV(Creating Shared Value, 共有価値の創造)へと変化しています。言い換えると、ビジネスモデルで社会価値を作ることで、社会を根本から変えていくことが求められる時代になっています。マーケティングの目的自体を、よりよい世界にするためという風に変えていこうという動きもあります。

国連の定めた「持続可能な開発目標」(SDGs)では、17の目標と169の達成基準(ターゲット)が定められています。世界的には、SDGsをきちんとやれているかが企業の課題となっています。SDGsへの取組みは、経営レベルで取り組む必要があります。またこの動きは、企業にとって新たなビジネスチャンスでもあります。
次に、萩谷さんより、企業の先進的な取組みや、企業とNPO・NGOとの共創の事例の紹介がありました。2020年までに自社の新車による死亡・重傷者をゼロにすることを目標に掲げ取り組む自動車メーカー、自社の工場で使用する電力の全てを再生可能エネルギーによって賄うことを目標にする電子機器メーカー、自然保護団体とハンコメーカーのコラボレーション、途上国の貧困問題に取り組む団体と時計メーカーのコラボレーションなど、多様な企業・団体の事例が紹介され、CSVの具体的なイメージをつかむことができました。
最後に、参加者3〜4人が一組となり、自己紹介と関心のあるSDGsの目標について意見交換しました。17の目標すべてに、参加者の関心があることがわかりました。そして特に関心がある人が多かったのは、「目標3 すべての人に健康と福祉を」「目標11 住み続けられるまちづくりを」でした。

次回は11/8(水)18:00〜21:00で認定NPO法人ACE事務局長・理事の白木朋子さんをお迎えし、「社会課題解決の新たなアプローチヾ麌佞弔商品(コーズブランド)」を開催します。お楽しみに!
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