NPO法人築地居留地研究会

NPO法人築地居留地研究会2017年9月30日(土)研究報告会

研究報告会
・日時:2017年9月30日(土)14:00〜16:00
・場所:聖路加国際病院旧館 5階研修室

・テーマ:「築地居留地の料理人」
・報告者:村上 隆 元読売新聞社大阪本社記者、京都国立博物館ナビゲーター
水野理事長の挨拶に続いて、村上隆氏から本日の報告の元となった『築地居留地の料理人』(清風堂書店、2017)の著者野村高治(1850〜1931)および村上氏と共同編著者の村上百合子氏との関係が説明され、築地居留地の料理人であった野村高治は旧信州松代藩士で村上百合子氏の祖父にあたり、村上百合子氏は村上隆氏の母堂であることが知らされた。
野村高治は明治8(1875)年頃築地居留地に現れ、外国人宅の使用人となり料理法を覚え、明治16(1883)年9月に「高等料理法 西洋料理手引きの記」として書き残した。
当時、野村のような外国人宅の使用人となった日本人は少なくなかったが、記録として西洋料理のレシピを書き残したのは、現在のところ野村高治一人であり、その記録は近代文化史上貴重な史料と言え、これを解読して後世に伝えた村上百合子氏の業績は高く評価されて良いと思われる。
村上氏のメリハリの利いた分かり易い説明で、築地居留地の新たな「史実」を知ることができた。大いに感謝である。

講演風景
『築地居留地の料理人』表紙
野村高治直筆西洋料理レシピ
集合記念写真
講演終了後の講師を囲んでの茶話会
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