協働ステーション中央

【開催報告】11/18(金)十思カフェVol65「食品ロスを減らし、笑顔を増やそう!」

品質には問題がなく賞味期限も残っているのに、様々な理由で破棄されてしまう食品が、日本では年間およそ600万トンもあります。また、先進国でありながら、6人に1人が貧困という現状です。
『すべての人に、食べ物を。』をスローガンに「フードセーフティネットの構築」を目的に、福祉施設や生活困窮者などに食品を提供する活動を行っているセカンドハーベストジャパンの政策提言・広報担当マネージャーの田中入馬さんをお招きし、食品ロスの現状をお聞きし、私たちにできることについて考えました。

食品ロスは、食品関連業者から330万トン、一般家庭から302万トンで632万トン。家庭からの食品ロスの多さに驚きです。フードバンクの取り組みは、2002年に食品提供が2社のみだったが、現在は1200社となり、食品企業のみならずITや金融業界などさまざまな企業からの協賛を受け活動が成り立っているとのこと。
食品メーカー、農家、スーパー、個人から提供された食品をフードバンクが受取り、児童養護施設、母子支援施設、シェルター、NPO&NGO、障碍者施設、災害支援、学習支援の団体などに再配分する。食品を提供する際、食品のみではなくそれぞれの人や家庭に必要な支援情報情報も渡し、支援をつないでいます。
フードセーフティネットは、ニューヨークには1,100、香港にも520あり、東京は50ヶ所しかないという脆弱な体制です。誰もが食べ物が必要なときに身近で緊急的に食料を得られる場所を作っていきたいと地道な活動が続いています。
意見交換では、自治会の組織拡大などに食品ロスの削減の活動(フードドライブ)などが活用できるのではないかと思うと、昔デパート勤務をし今はシニアのコミュニティ活動の活性化に取り組んでいる方。
また、ライフオーガナイザーをしているという参加者は、冷蔵庫内の食品の整理を通し、食品ロスを出さないエコな生活を進めている。若い世代は、自分が主役じゃないとかかわらない傾向にある。防災食を食べる体験などでも何かおしゃれ感覚もプラスすることが必要かもとの貴重なコメント。
ローリングストーン法なども、現在は広まってきているので、3日分の食材+1日分として定期的に食
べ、常にストックは新しくしていくなど普及させることも必要との意見も出ていました。
食品ロスが生まれるそもそもの原因である3分の1ルールなどがなぜあるのかと考えると、消費者が「24時間おいしい暖かい食品が提供されることを望んでいる」ため、業者がそれに応えているのではないか。原因は消費者ではとの根源的な意見が出、消費者の意識改革が必要だね、と参加者一同同意見となりました。いろいろな場で話していきたいテーマであると感じました。
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