協働ステーション中央

【開催報告】11/16(水)資金調達のコツー共感と信頼を得るー▼第1回資金調達入門〜善意のお金の集め方〜

専門講座2クール目の第1回は「資金調達」を取り上げました。継続的に活動していくために欠かせない資金。計画的に資金調達を行うことが活動を継続していくため、またミッション達成の鍵となります。NPOのファンドレイジングの基本的な考え方として、寄付、会費、助成金、事業収入などをいかに獲得していけばいいのか、「共感」と「信頼」をキーワードに学びました。

《開催概要》
http://chuo.genki365.net/news/hp0001/index01480000.html

徳永洋子さんは、2000年よりシーズ・市民活動を支える制度をつくる会でおもにNPOのファンドレイジング力の向上に従事し、日本ファンドレイジング協会の設立を担当されました。現在は同協会の理事であり、2015年に現団体のファンドレイジング・ラボを立ち上げ代表を務めていらっしゃいます。
講座は「5年後の新聞にあなたの活動が掲載されました」どんな内容で記事になっているか参加者の皆さんが記入することから始まりました。皆さん真剣に記入しています。
記入した内容を、隣の人や近くの人と共有します。名刺交換なども行いながら、参加者同士で活動の紹介を行い、現在の状況や今後の目指していく姿など伝えあいます。初めて会った人同士にもかかわらず会話が弾みます。
NPOの資金調達は、団体の活動の趣旨への共感や参加が欠かせないものであるとのお話。NPOの資金調達の意義は、資金を得ることで活動と人々がつながり、支援の輪が広がることで課題解決が促進する。また資金を提供する側は、自分が直接行動できなくても、確実に行動してくれる誰かに「思い」と「お金」を託す、未来への投資であるとのこと。
続いて、ファンドレイジング・寄付集め・会員拡大のそれぞれの3つのポイントを学びました。リスクの分散と支援者拡大のため多様な資金源(会費、事業収入、寄付、助成金等)を獲得することが必要であること。寄付集めについては、課題への共感や解決策への賛同と信頼など、理屈ではなく心を揺さぶられることが寄付行動に結びつくこと、多彩なメニューを準備し、気軽に手軽にできる体制を整えることがポイントです。そして会員拡大のポイントは、会員制度として特別感や仲間感があり、継続依頼を丁寧に行うことで魅力ある会員制度とし継続率をアップできること。会員は団体のファンクラブであるとの認識でファン心理を大事にしていきましょう、と。わかっているようで目からウロコの的を得たお話しです。
第2部は、善意のお金の集め方の基本を「支援者ピラミッド」という考え方から説明いただいた。支援度を指標とすると、潜在的寄付者・サービスや商品の購入者・単発の寄付者・リピート寄付者・大口寄付者、とステップアップしていく。ステップアップしていくために「登ろうという気持ち」「登りやすいルート設定」が必要となる。登りやすいルート設定としては、HPなどでの情報発信、イベント案内・支援依頼のダイレクトメール・機関紙などの送付などの体制を整えること。そして、登ろうという気持ちを「M・I・T・A・S」で発信していくと心にストンと落ちていくと、これまで聞いたことのない「MITAS」とは。
Mは「Moved=感動」。Iは「Interest=関心」。Tは「Trust=信頼」。Aは「Action=支援」。Sは「Share=シェア」。あわせて支援者の気持ちを「満たす」という徳永さんが作られた造語でした。参加者それぞれの活動を「MITAS」項目でチェックしてみました。この「MITAS」を駆使し、支援者との関係性の構築を行いステップアップを図っていけるとの話し。
参加者は各人MITASを記入し、再度近くの人と情報交換し、それぞれの活動に必要な「MITAS」の確認と今後に向けての情報交換を行いました。
そして、善意のお金を集めるための黄金律は「Ask&Thanks」であるとの言葉。寄付をお願いし、感謝すること。お願いしなければ何事も始まらないですし、笑顔で「Thanks」し、多くの人とつながり、支援をステップアップしていくことが、活動を継続しミッションを達成する黄金律である、とのお話でした。
今回の講座では、日本政策金融公庫の方に「ソーシャルビジネス支援資金」について最後に説明をいただきました。
講師を務めていただいた徳永さんは、講座がはじまる前から参加者とお話しされたり名刺交換をされたりと大変フランクな接し方で、資金調達について何でも相談できる強い味方という印象を受けました。参加者の皆さんからも講座終了後、個別な相談等もあり充実した講座となりました。
アンケート回答では、「運営のヒントをたくさんいただけた。これからやることをMISTAで全てが描けた」「分かりやすい言葉にかみくだいて話してくださったので理解しやすかった。参加者と意見交換できたのが良かった」等、大変好評でした。
2回目は、助成金の基礎と活用です。
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