協働ステーション中央

7/23(土)入門講座「循環を生み出す地域活動のはじめ方・かかわり方――シビックエコノミー入門」

営利・非営利を問わず、お金だけではない“利益”や“循環”を生み出す活動が増えています。例えば、地産地消の食材を介した地域情報の発信、空き家を活用した交流カフェの運営…こうした地域の小さな経済を、無理ないかたちで生み出す「シビックエコノミー」のポイントを習得しながら、活動の始め方や関わり方を具体的に考える入門講座を開催しました。参加者21名、区内外から集まり勢いある会となりました。

【開催概要】
http://chuo.genki365.net/news/hp0001/index01390000.html

今年度の入門講座は学びだけで終わらない一風変わった形式で開催しました。はじめは『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社)の執筆者2名の講師によるライブトーク。編集家でプロジェクトエディター、デザインプロデューサーの紫牟田伸子さん(右)からシビックエコノミーの概念や仕組みについて説明がありました。
その後、コトラボ合同会社の岡部友彦さんの横浜市寿町の事例をベースに、紫牟田さんとのクロストークでシビックエコノミーの外観、経済の回し方、活動を自立に導くポイントを浮かび上がらせていきました。皆さん真剣です!
なかには「新しい取組みを初めると既存の人たちが逆に阻害されるといったケースはないのか」等の厳しい質問も。講師の岡部さんは、それに対して、どのような点を考慮して事業構築したのかなどを個別具体的に答えていました。
そうした質疑応答を皆で聞いて、考えをより具体的にしていく「フィッシュボール形式」の手法を今回は採用しました。地域の循環に何が必要なのかがだんだんと浮き彫りになっていきます。
紫牟田さんも岡部さんも「概念としては新しくまだ確固とした定義付けが難しい」「自分たちがし続けてきた長きにわたる活動自体に変わりはないけれど、周囲によって規定される定義が千変万化してきた」とおっしゃっており、シビックエコノミーもそうした新しい概念の一つといえるでしょう。
10分の休憩のあとは「“これからの○○”を実現するアイデア!」を皆で考えるワークショップを開催。福祉、子ども、地域活性化、シニア、障がいなど、参加者の関心ごとにグルーピングし、循環するアイデアを考えていきました。
自己紹介をしたあとに課題をどんどん書きだして
自分の持っている資源をどう循環に活用できるかを考えたり
講師のおふたりもテーブルを回りながらシビックエコノミックなアイデアを添えて
最終的には講師と参加者の垣根が取り払われて面白くなってきました!
最後はグループごとに発表です。「これからの“起業”を実現するアイデア!」「これからの“地域の居場所”を実現するアイデア!」「これからの“OMATSURI”を実現するアイデア!」など、クリエイティブでユニークな発表が出てきました。
各グループの発表をお茶菓子片手に聞いている皆も真剣です。
各グループを分野別に分けましたが、活動そのものは分野を横断して連携が可能だったり、相互に共通して活動のヒントになることもあったりなど、実に示唆に富んでいました。
今回は「入門編」ということで、導入部分しかできませんでしたが、活動を循環させるノウハウをもっと皆で集まり具体的に考えていきたい――そう考えさせられる講座でした。
お金だけではない循環を実現する活動が、中央区でもどんどん増えていけばと思います。シビックエコノミーについては今後も注目していきたいと思います。
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